育児に追われていた頃は気づかなかったけど、ふと鏡で自分の顔を見てみると、今まではなかったほうれい線がくっきり!
産後にほうれい線が目立つようになり、妊娠前より老け顔になったとショックを受け、悩み始める産後ママはとても多いようです。
そしてその多くの方は「産後にできたほうれい線はなくならない!」って思っている方がほとんどです。
これは間違いです。
ほうれい線が目立ち、老け顔になってしまっても、正しいケアをすれば改善することは可能なんです!
ほうれい線は、シワと思っている方も多いようですが、本当は皮膚のたるみが原因ですので、顔の筋肉いわゆる表情筋を鍛えることでリフトアップし、ほうれい線が目立たなくなるんですよ。
そこで、この記事では忙しい産後ママでも、簡単に実践できるほうれい線対策としての表情筋エクササイズをまとめました。
これから紹介する方法ならケアをする時間がないママでも、自宅で簡単にほうれい線を消すことができます。
あなたに合った方法を日々の生活に取り入れて、ほうれい線を改善し、見た目年齢マイナス10歳を目指しましょう。
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まずは産後にほうれい線がひどくなる原因を解説します。
ホルモンバランスの乱れによって頬がたるむ
産後は妊娠中に増えたホルモンバランスが一気に減少し、肌のバリア機能が低下し、一時的に肌が老化した状態になります。
肌が老化すると頬がたるみ、ほうれい線が深くなり、老け顔に。
通常、一年程度でホルモンバランスは正常に戻り、それと共にさまざまな肌トラブルは自然に解消する傾向にあります。
肌のバリア機能が低下し肌のハリがなくなる
肌のバリア機能が低下すると、保水力が低下し乾燥しやすくなります。
乾燥すると肌のハリが失われ、ほうれい線を目立たせる原因になります。
コラーゲンとエラスチンが減少し肌の弾力がなくなる
肌のハリを保つ働きがあるコラーゲンとエラスチンが減少すると、ハリが失われ、頬の皮膚がたるみ、ほうれい線が深くなり、目立つように。
コラーゲンとエラスチンが減少する原因は、主に加齢による肌の老化です。
これも産後のホルモンバランスの変化で、一時的に肌が老化した状態になりますので、コラーゲンとエラスチンが減少し、皮膚がたるんでほうれい線が深くなります。
【表情筋を鍛えよう!】ほうれい線を消すエクササイズ
ほうれい線を消すには、肌のたるみを改善する効果が期待できる、エクササイズがおすすめです。
顔にはさまざまな筋肉があり、それらを表情筋といいます。顔の筋肉を鍛えることで、たるみを解消し、ほうれい線を目立たなくする効果が期待できます。
これからご紹介するエクササイズは、育児や家事で忙しい産後ママでも手軽にできる運動ばかりですので、ぜひ継続して実践し、老け顔の原因である、ほうれい線を消してしまいましょう。
顔ヨガ
顔ヨガは、表情筋を鍛えてリフトアップし、リンパの流れを促進して、むくみが改善され、顔の筋肉が柔軟になる効果があります。
顔ヨガ効果を高めるには、いい姿勢で行い、最低5秒、同じポーズをキープすることが重要です。
それでは、たくさんある顔ヨガエクササイズの中からとくに、ほうれい線に効果のある顔ヨガを紹介します。
1.歯を唇で軽く巻き込み、上の歯を上唇で、下の歯を下唇で、巻き込みます。
2.歯を唇で巻き込んだまま、口を左右に引き伸ばします。
3.口をゆっくりもとの状態に戻し、今度は唇をできるだけ小さくすぼめて前に突き出します。
すべてのポーズが完成したら、ゆっくり5つ数えてキープしてください。
早い人なら1週間ほどで効果が現れるでしょう。
割り箸トレーニング
割り箸を使った簡単な表情筋エクササイズです。
1.割り箸を横にし、前歯でくわえる
2.口角を引き上げ、「い」の口をする
3.20秒間キープする
4.10回繰り返す
使うものは割り箸だけなので、とても手軽にできる運動です。割り箸がなくても、時々口角をあげて頬を高い位置にキープするだけでも効果があります。
美のカリスマ宝田恭子先生考案のほうれい線を消すエクササイズ
日本アンチエイイング歯科学会 常任理事の宝田恭子先生は、現役の歯科医師です。
さまざま表情筋を鍛える、宝田先生独自のメソッドを考案し自ら実践。現在50代でありながら、見た目は30代!の若さを保ち、雑誌や書籍、テレビなどマスコミでも注目されています。
そんな宝田メソッドのなかから、ほうれい線に効果のあるメソッドを紹介します。どれも家にあるもので実践できますので、子育て中の忙しいママでも手軽に今すぐエクササイズができます。
舌回し(ベロ回し)
舌回し体操を行うと、頬のたるみを引き締め、ほうれい線が目立たなくなります。
また、二重あごの改善やリンパ液の流れがよくなり、シワやシミの予防などのアンチエイジング効果も期待できます。
1.口を閉じて、右回りに舌を歯の表面に沿って、ゆっくりと20回まわします。
2.同様に左周りに20回まわします。これで左右1セットです。
3.これを1日3セット行いましょう。
最初はきつく感じる方もいますが、無理をせずにできる範囲で回してください。
慣れてきたら回数を増やして、1日3セットを目標にがんばりましょう。
効果には個人差がありますが、1ヶ月以上しっかり続けると、効果が期待できるでしょう。
歯ブラシでほうれい線を消す方法
毎日の歯磨きのあとに3分間歯ブラシでお手入れするだけの、簡単メソッドです。
1.頬の内側を歯ブラシでゆっくりと8秒かけて伸ばします。反対側も同様に。
2.歯ブラシの背を使い、頬の内側に当てて頬をゆっくりと押し伸ばします。反対側も同様に。
3.歯ブラシをくわえて息を吸い込みます。頬全体に力を入れて8秒キープします。
4.これを3セット行います。
歯磨きのあとに、ついでに行うように習慣づけると、継続しやすいですね。
ペットボトルでほうれい線を消す方法
ペットボトルで表情筋を鍛えるエクササイズです。
1.2リットルの空のペットボトルを用意します。
2.足を肩幅に開いて立ちます。
3.「ほー」と声を出しながら息を全部吐き出します。
4.ペットボトルを咥えて思い切り息を吸い込みます。ペットボトルがへこむくらい吸い込みます。
5.咥えたまま思い切り吐き出します。ペットボトルは元に戻ります。
6.これを一日3セット行いましょう。
ポイントは頬の筋肉を意識することです。あまり頑張りすぎると、酸欠でめまいがすることがあるので、無理はしないでください。
【簡単!】ほうれい線を消す注目のアイテム
ほうれい線を消すためのアイテムも種類が豊富です。ここでは人気のグッズをご紹介します。
エクササイズとあわせて使えば、ほうれい線に効果アップまちがいなしです。
コロコロ(美顔ローラー)
顔のうえをコロコロ転がしてマッサージをしながら、リフトアップを目指す器具といえば、美顔ローラーです。
有名なリファカラットや、プチプラの美顔ローラーもたくさん販売されています。
空いた時間にフェイスラインにそってローラーをコロコロ転がせばいいだけなので、手軽にお手入れができると忙しい女性に人気のアイテムです。
マウスピース
口にくわえて、口の周りの筋肉を鍛える効果がある、マウスピース型の表情筋トレーニング器具です。
手軽に口にくわえるだけで、表情筋を鍛えるエクササイズができて、ほうれい線に効果的と人気のアイテムです。
かっさ
かっさとは、中国の民間療法で、かっさプレートで肌をマッサージすることで、新陳代謝を促し、老廃物の排出をサポートします。
かっさプレートにはさまざまな素材や形があり、天然石を使った高級品から、100円ショップで売っている安価なものまであります。
ほうれい線を引き上げるようにマッサージをすると、たるみを取りフェイスラインを引き締め、小顔効果があります。
シール、テープ
最近、ほうれい線対策テープの人気が高まっています。
ほうれい線対策テープには、ほうれい線に直接貼りつけるタイプと、皮膚を引っ張り伸ばすタイプがあります。
部屋の中や、就寝中におすすめなのは、ほうれい線に直接貼り付けるタイプです。
一方、外出中に目立たずにほうれい線ケアをしたい場合は、皮膚を引っ張るタイプのテープがいいでしょう。
長時間テープを貼るので、敏感肌の人は、かぶれる場合がありますので、注意してください。
【乾燥肌の管理人が厳選】ほうれい線を自宅で消す簡単スキンケア法
表情筋エクササイズや器具やグッズを使って、ほうれい線を鍛えながら、スキンケアも徹底すればより効果がアップします。
ほうれい線に悩んでいる産後ママのスキンケアのポイントは、肌のハリや弾力を取り戻すためのエイジングケアを重視することが大切です。
肌年齢に効果のある成分が配合された化粧品を使うといいでしょう。
ハリのある肌に導く成分が配合されいるものを選ぶ
ハリのある肌に導く成分には、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プラセンタ、ビタミンC誘導体など、さまざまな成分があります。
これらの成分がまんべんなく配合されているのが、エイジングケア化粧品です。年齢肌のスキンケアに特化した化粧品シリーズが各社から販売されています。
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保湿効果の高いものを選ぶ
産後は肌が乾燥しやすいため、洗顔やクレンジングのあとはしっかり保湿をするようにしましょう。
ほうれい線が浅い場合は、保湿をしっかりするだけで改善する場合もあります。
保湿剤を選ぶ場合は、ヒアルロン酸やプラセンタなどのエイジングケア成分が含まれた製品を選ぶとよいでしょう。

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紫外線対策もわすれずに
紫外線は肌の老化スピードを早めます。外出するときは必ず日焼け止めを塗り、帽子やアームカバーなどで、紫外線対策を行いましょう。
外が曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。一年中紫外線対策が必要なのです。スキンケアに紫外線対策を取り入れ、ふだんから習慣づけるとよいでしょう。
【食べ物でほうれい線が消える?】アンチエイジング効果のある食材とは?
肌が老化する原因は、活性酸素がカラダをサビつかせるから。
そこで活性酸素を除去できる抗酸化物質を多く含む野菜を食べましょう。
とくに抗酸化パワーが強いのがビタミンCです。
ビタミンCを多く含む野菜は、パプリカ・ブロッコリー・すだち・レモン・ゴーヤ、キウイフルーツ、じゃがいも、にんじんなどがあります。
食べ方のポイントは、火を通しすぎると栄養素が流れ出すので、火を通しすぎないようにしましょう。
肌のハリを保つために大切なのは、コラーゲンですが、ビタミンCはコラーゲンを作り出す役割があります。
肌の老化を防ぎ、コラーゲンを作り出す。
今日からビタミンCを多く含む野菜を食べて、ほうれい線にアプローチしましょう。
【参考】エステや美容整形でほうれい線を消す方法
自宅でのケアではありませんが、エステや美容整形(プチ整形)でほうれい線を消す、という選択肢もあります。参考に紹介しますね。
エステと美容整形の違い
エステは主にエスティシャンの手技でほうれい線を引き上げる施術をします。
一方、美容皮膚科などで行う、美容整形(プチ整形)は注射やレーザーなどを使って、ほうれい線を引き上げますので、医療行為になり医師免許がないと治療できません。
エステでほうれい線を消す方法
基本的にはエスティシャンのハンドマッサージで肌のたるみを引き上げていきます。EMSや超音波などの機器を使う場合もあります。
EMSはパルス電流を流して、筋肉を動かし運動をしている状態にします。表情筋の運動により筋肉をほぐし小顔効果やリフトアップ効果があります。
超音波は1秒間に約100万回の音の振動を利用して、血行を促進し肌の代謝を向上させる効果があります。
費用はかかりますが、エステでマッサージされると、心身ともにリラックスできます。
ただ、ほうれい線を消す効果が出るまで、何度か通わないといけないので、忙しい産後ママはなかなか時間がとれない場合も。
美容整形でほうれい線を消す方法
美容外科や美容皮膚科のクリニックでほうれい線を消すための治療を受けることができます。
エイジングケア、若返りの治療の種類は、注射によるボトックスやヒアルロン酸や、溶ける糸を引き上げたい部分に挿入するリフトアップ療法や、レーザー療法などがあります。
傷跡が目立たず、即効性があるので、今すぐほうれい線を消したい!という方にピッタリです。
エステや美容整形の効果は個人差がありますが、セルフケアよりは早く効果が出る場合が多いです。
ただし費用が高額なため、あとで後悔しないためにも、事前にしっかりカウンセリングを受けて、よく検討しましょう。
まとめ
多くの産後ママを悩ませる、ほうれい線を自宅で簡単に消す方法をご紹介しました。
忙しいママでも、手軽に実践できるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
すぐに結果はでなくても、あきらめずに継続してみてください。
毎日のお手入れの積み重ねが、1年後のあなたを作ります。
ほうれい線を改善し、リフトアップしたお顔を手に入れてくださいね。