飲む日焼け止めの主成分として、いま注目されているのがニュートロックスサンです。一部のモデルや美容家の間では「肌に負担のかからない新しいUVケア」として特に話題です。
しかし、
「飲んでいれば、塗る日焼け止めは必要ないの?」
「副作用はないの?」
など疑問に思う部分も多いと思います。
特に塗るタイプの日焼け止めとは違い、まだ一般的ではなく、効果も目に見えずらいので、日焼け止めとして信頼できるのか判断に迷うところです。
ですがニュートロックスサンは紫外線ダメージに対する3つの働きで、日焼け止めとして効果があることが科学的にも証明されています。
規定量を一定期間服用すれば紫外線トラブルに対する高い抑制効果があるのです。
そこでこのページでは、ニュートロックスサンの具体的な効果や安全性、信頼できる製品の見分け方などについてまとめました。
ニュートロックスサンのすばらしい効用を知って、ぜひ日々のUVケアに取り入れてみてください。
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ニュートロックスサンってなに?
ニュートロックスサンは活性酸素を除去する抗酸化作用によって、紫外線による肌ダメージを体内から防ぐ植物由来の成分です。
原料はシトラス果実とローズマリーで、抽出したふたつのエキスを組み合わせた成分のことをニュートロックスサンと呼びます。
一般的な塗るタイプの日焼け止めが肌にあたる紫外線を直接ブロックすることに対して、ニュートロックスサンは肌に紫外線があたった直後に起きるさまざまな肌トラブルを有効作用で抑え日焼けを防ぎます。
ニュートロックスサンの主な働きについては、
- 紫外線ダメージが原因のシワ、たるみなどの肌の老化現象を抑制する
- 日焼け後のメラニンの発生を抑制して、肌が黒くなるのを防ぐ
- すでにできてしまったシミやそばかすに対して薄める効果がある
などがあります。
紫外線に対する予防的な措置だけではなく、すでにできてしまったシミや肌の黒ずみに対しても有効です。
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紫外線のダメージに効果的なニュートロックスサンの3つの作用
ニュートロックスサンには紫外線による肌ダメージに対する高い抑制効果があることがわかりました。ですが、
「肌の老化現象を抑えたり、日焼けでできたシミやそばかすにまで効果があるなんてほんとう?」
など疑問は尽きません。
ニュートロックスサンには独自の3つの有効作用があり、それによって紫外線による肌ダメージを抑制しています。
ここではニュートロックスサンのこの3つの働きについて、詳細をご紹介します。
抗酸化作用
ニュートロックスサンには、紫外線にあたることで発生する活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
活性酸素とはストレスや喫煙、紫外線にあたることで発生する毒性の強い酸素のことで、シミやシワ、たるみなど肌の老化現象のほかにガンや動脈硬化などの病気を引き起こします。
本来、人間には活性酸素から身体を守るための抗酸化作用がそなわっていて、発生した活性酸素はすみやかに除去されます。
ですが、日焼けによる紫外線ダメージをはじめとする酸化ストレスが高まると、活性酸素と抗酸化作用のバランスがくずれます。
すると増えた活性酸素は身体にさまざまな悪影響を及ぼし、ときには肌ダメージとしてあらわれるのです。
長い時間、太陽の下にいたり、日焼けのダメージを放っておくとシミやシワになるのはこのためです。
ニュートロックスサンは高い抗酸化作用によってこの活性酸素を除去し、紫外線によるシミやシワ、たるみなどの老化現象から肌を守ります。
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抗炎症作用
日焼けをすると肌が赤く熱を帯びたり、ヒリヒリ痛むことがあります。
これは紫外線の熱によって肌が炎症しているために起きており、火傷をした状態と同じです。
ニュートロックスサンには、日焼けによって生じた肌の炎症を和らげる効果があります。
特にローズマリーに含まれるシネオールという成分は、高い抗炎症作用を持ち、肌の炎症のほかに関節痛やリウマチの痛みを和らげる効果もあると言われています。
敏感肌用の化粧品やニキビケア商品の多くにローズマリー成分が含まれているのはこのためです。
炎症を抑えることで肌を痛みから守り、また炎症後の肌の黒ずみやシミを防ぎます。
DNA損傷抑制作用
DNAとはわたしたちの身体をつくる設計図のような役割を持った物質です。
ニュートロックスサンには、紫外線によるDNAの損傷を抑制し、肌の再生を正常に保つ効果があります。
紫外線のほか煙草や食品にふくまれる化学物質などが原因で、DNAは1日に最大で約50万回ほどの損傷が起こっていると言われています。
古くなった角質が一定期間で剥がれ落ちるターンオーバーもDNAが細胞分裂をコントロールすることで行われていますが、紫外線によってDNAが損傷するとその回数は減少します。
ターンオーバーの回数が減少すると角質細胞がたまり、角質層は厚くなります。
日焼けをすると肌がくすんで見えるのは、剥がれ落ちずに残った死んだ細胞の層が厚く重なっているからです。
ニュートロックスサンはDNA損傷抑制作用によって紫外線によるDNA損傷を抑制し、ターンオーバーの回数を正常に保ち、若くみずみずしい肌を守ります。
またすでにできてしまったシミやそばかすもターンオーバーによって薄まるので改善に期待ができるのです。
科学的に証明されたニュートロックスサンの「日焼け止め」効果
- 紫外線によるシミやシワ、たるみなどの老化現象から肌を守る抗酸化作用
- 日焼けによって生じた肌の痛みを和らげる抗炎症作用
- 肌の再生を守るDNA損傷抑制作用
この3つの働きによって、紫外線ダメージに対する高い抑制効果を持つニュートロックスサンですが、その効果は科学的にも証明されています。
16歳から60歳までのボランティア10名に対して行った実験では、ニュートロックスサン250mgを約2ヵ月間服用したところ、紫外線に対する予防効果は34%、約3ヵ月後には56%まで上昇したという結果が出ています。
この臨床実験はニュートロックスサンの開発にあたったモンテローザ社がスペインのミュギエル大学で行いました。
背中6ヵ所にUVライトを当てて日焼けに対する耐性を調査したところ、ニュートロックスサンを服用した場合は、日焼けに対する耐性があがり紅斑(UVライトを当てることで皮膚が赤くなること)の発生を減少させることができたのです。
実験では背中の耐性について行われましたが、ニュートロックスサンの効果は頭皮からつま先まで全身に至ります。
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ニュートロックスサンに関するよくある質問
飲む日焼け止めの主成分として注目を集めるニュートロックスサンですが、
- 安全性や副作用
- 塗る日焼け止めの併用の必要性
- 海外の飲む日焼け止めの主成分「フェーンブロック」との違い
など疑問に思う部分も多いです。
そこでニュートロックスサンに関するよくある質問について、まとめました。
安全性や副作用は大丈夫?
ニュートロックスサンが主成分の飲む日焼け止めを服用して、副作用が出たという報告はいまのところ出ていません。
服用の効果を確かめた臨床実験でも副作用の反応は見られませんでした。
ニュートロックスサンはシトラス果実とローズマリーの植物由来成分なので、健康な成人の場合は副作用の心配はほとんどないと言えるでしょう。ただし次に該当する方は服用を認められないないので注意してください。
- 妊娠中の女性
- 授乳中の女性
- 未就学児
特にニュートロックスサンに含まれるローズマリーは、子宮収縮作用があるので妊娠中の女性は絶対に服用しないように気を付けましょう。
ローズマリーに限らずハーブには微量でも薬効成分があるので注意が必要です。またなかには子供と併用を考えているママもいるかもしれませんが、オススメはできません。
ニュートロックスサンを主成分とする飲む日焼け止めは、植物由来で身体に優しいですが、錠剤を固めるために微量の添加物が使用されています。
成人した大人の身体には影響がなくても、発育途上の子供にとって影響がないとは言えません。
未就学児の子供の服用については控え、子供用の塗る日焼け止めで対処することをオススメします。
塗る日焼け止めと併用したほうがいい?
「絶対に日焼けしたくない!」という場合は、塗る日焼け止めと併用したほうがいいです。
ニュートロックスサンは紫外線によるダメージを身体の内側からケアします。ですがダメージのもとである紫外線を塗る日焼け止めでシャットアウトできれば、より強い日焼け対策になるからです。
ただし塗る日焼け止めは汗や衣服のこすれで落ちやすく、また塗り忘れなどのリスクもあり、紫外線を100%防ぐことは難しいでしょう。
塗る日焼け止めはあくまでもサポートです。
塗る日焼け止めだけでは防ぎきれない紫外線ダメージをニュートロックスサンで確実にケアします。
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ニュートロックスサンとフェーンブロックの違いは?
国内生産の飲む日焼け止めの主成分はニュートロックスサンですが、「ヘリオケア」を代表とする海外生産の飲む日焼け止めの主成分はフェーンブロックです。
どちらも植物由来の有効成分で紫外線による肌ダメージを身体の内側からケアします。ですが、効果や持続時間の長さ、アレルギー発生の有無などについて違いがあります。
名称 | ニュートロックスサン | フェーンブロック |
原料 |
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効果 |
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持続時間 |
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アレルギー発生の有無 |
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フェーンブロックは即効性はありますが、持続時間が短く、アレルギー症状を悪化させる可能性があります。
これは主成分であるシダ植物の特性に由来するものです。
またフェーンブロックは持続時間が短いので、2~4時間ほどのこまめな飲み直しが必要です。
対してニュートロックスサンはフェーンブロックに比べて即効性はありませんが、持続時間が長く、アレルギー症状が発生する懸念はほとんどありません。
一定期間の服用を前提とする飲む日焼け止めとして考えると、安全性の高いニュートロックスサンのほうがより優れていると言えます。
失敗したくないなら「日傘のロゴマーク」を目印にする
現在、ニュートロックスサンの一日の推奨量250mgが配合されている製品については、「日傘のロゴマーク」がパッケージに記載されています。
上記の画像が「日傘のロゴマーク」です。
ニュートロックスサンを主成分とした飲む日焼け止めは数十種類以上発売されていますが、実はこの「日傘のロゴマーク」が記載された製品はごくわずです。
国内製品では「ホワイトヴェール」、「インナーパラソル16200」、「ポルク」の3製品のみです。
この3製品以外は規定量を満たしていません。
つまり一日の推奨量を満たしていないので、飲む日焼け止めとして「日焼け止め効果がある」とは言えないのです。
飲む日焼け止めの口コミを見ると「飲んでいるのに日焼けした」「効果が感じられない」といったものがありましたが、そのほとんどが規程量を満たしていない製品に対する口コミでした。
「日傘のロゴマーク」を目印にして、本当に効果のある製品だけを選びたいですね。
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まとめ
ニュートロックスサンは紫外線ダメージに対する3つの働きによって、日焼け止めとして効果があることが科学的にも証明されました。
またその効果の高さから、美容に敏感なモデルや美容家、一部の美容皮膚科でも処方されています。
今後はさらに一般にも浸透してくることでしょう。
「去年、日焼けした肌の色がなかなか戻らない」
このような日焼けに悩む忙しいママのUVケアに話題のニュートロックスサンを取り入れてみてはいかがでしょうか。さっそく今日からはじめてみて、一日もはやく日焼けの悩みから解放されましょう。
「日傘のロゴマーク」が目印ですよ。