あなたは、足がむくみで苦しんだ経験はありますか?
きっと、女性なら誰もが一度は経験する足のむくみ。
普通なら、「あー、今日は足がむくんで、重たいな〜!」って感じる程度ですが、私の場合はちょっと違います。
悪化しすぎて、家族が崩壊する危機に(?)になった経験があります。
まさか、むくみが原因で夫婦に亀裂が入ることになるとは!!
たかがむくみ、されどむくみ。
「むくみなんて、すぐ治るでしょ。そんなに気にしなくても大丈夫!」と高をくくってはいけません。
そのまま放置してしまうと、あなたも将来、私のような辛い思いをすることになるかしれません。
それに、むくみ対策って意外と簡単で実践しやすいんです。
辛い思いを我慢するぐらいなら、いますぐ対策を取って、悩みから解放される方がいいですよね。
今回は、私が足のむくみ改善に必死に取り組んだ体験談と、すっきりした足を取り戻すことに成功したおすすめの対策をご紹介します。

【体験談】むくみやすい要因ばかりの私のライフスタイル。足のむくみで家族が崩壊の危機!?
私は、36歳のワーママ。夫と2歳の息子の3人暮らし。
仕事と家庭の両立にも慣れ、自分のことを考える余裕が出てきたのは良いのですが、ある日、鏡の中の自分の姿を見て愕然とします。
え!その太い足は誰の足???
紛れもなく自分の足なのに、あまりの衝撃で現実を受け入れられませんでした。
どうしてこうなった?
改めて考えてみると、私の生活、むくみやすい要因のオンパレードかも!
- 会社までは片道1時間。満員電車では立ちっぱなし。
- 会社では、デスク仕事。 夕方、履いてきたパンプスがきつくなる。
- 帰宅後は、息子の寝かしつけまで、家事と育児で座れない。
- 寝る頃には足の疲れが最高潮。
- 足首が無くなるほどむくんでいる足が痛くて、すっきり眠れない日が続く。
そして、ついには家族の調和が崩れ始める時がやってきたのです。
睡眠不足のストレスからか、些細なことでも家族に激しく当たるようになった私。
自分でもダメだと分かっているのにストレスが多く、自分の感情が抑えられない。
夫はそんな私に飽きれ、あまり口を聞かないようにしている様子。
息子も小さいながらに危険を察知し、夫が家に居るときはそばを離れない。。。
それがストレスをさらに悪化させていました。
このままでは、家族との関係がどんどん悪化してしまう。
元をたどれば、原因は「むくみ」?むくみが原因で家族崩壊なんて笑えないよ。。。
今思えば少し馬鹿げた話ですが、当時は相当悩みました。
そこで、一度本気になって、私のむくみに向き合うことにしたんです。
今思えば、あの時すぐに行動しておいて良かったなと思います。
もし、あのまま対策せずにいたら、今頃は家族は崩壊していたかもしれません。危ないところでした^^
「水分量」を気にするだけではダメ!30代後半でむくみやすくなる4つの原因
むくみについて考えていくうえで、そもそもの原因を洗い出すことからはじめてみました。
調べてみると、どうやら、「30代後半」という私の年齢も、むくみに大きく関係していることが分かったのです。
むくみは体内の循環が滞って起こるもの
年齢によって数値は異なりますが、一般的に「人間の体の約60%は水分でできている」と言われています。
「人体にとって、最も大切なものは”水”」と言われているのは、このことに由来しています。
水分は、血液やリンパ液とともに体内を循環していますが、その循環が何らかの原因で滞り、体内の水分量が増えてしまった場合、むくみの症状として表れてきます。
そして、これらの原因には、加齢が大きく関係していました!
運動不足がむくみの原因!加齢による筋力低下を補うだけの運動量を確保できていない
子どもの頃、学校の授業で体育があること以外にも、友達と外で遊び、汗をかくことが日課でしたよね。
でも、大人になるにつれ、その機会は自分で意図的に作り出さないと減っていきます。
「仕事や家事が忙しい」と、運動から離れた生活をすると、筋力は自然と低下していきます。
さらに加齢も手伝って、筋力はどんどん低下していきます。
この筋肉量がむくみと大きく関わっているようです。
先ほど、「血液やリンパ液の循環が滞るとむくみが起きる」とお伝えしましたが、筋肉には、この循環を促すポンプ機能があるんです。
特に、ふくらはぎは「第二の心臓」と言われおり、心臓から一番遠い足から血液やリンパ液を上まで押し戻す役割を担っています。
だから、適切な筋肉量を確保できていないと、体のむくみは治りません。
年齢が上がれば上がるほど、筋肉量を意識する必要があったんです。

ストレスで外食や飲酒が増えていない?塩分と水分の過剰摂取
塩分と水分の過剰摂取は、むくみの大敵です。
体内に塩分量が増えると、塩分濃度を下げるために体内に水をため込んでしまい、それがむくみの原因になります。
当時の私はストレスで外食や飲酒が多かった時期。
そしてこの「飲酒」もよくないみたいです。
アルコールには利尿作用があるので、体内の水分が不足します。そうすると血液等の循環が滞るので、血管やリンパ管はそれを補おうと、必要な水分を溜めこみ始めます。
また、お酒と一緒におつまみを食べてしまうと、塩分量が増えるので、体内に水をためる要因になります。
このダブルの効果でむくみが加速したようです。

更年期が近づくと、女性ホルモンのバランスが崩れ、自律神経も乱れやすくなる
更年期には、血管などの拡張・収縮を司っている自律神経も乱れやすくなります。
これにより、むくみが起きやすい状態になるのです。
女性は、閉経前後(40代半ば~50代半ば)に更年期と呼ばれる時期を迎えます。
更年期が近づくと、女性ホルモンが急激に減少し、今までのバランスが崩れることにより、さまざまな体調の変化が見られます。
早い人では30代後半から女性ホルモンの減少がスタートし、少しずつ「更年期」と呼ばれる症状があらわれてくるそうです。

自宅でむくみを解消するために重要なたった1つのポイント
私は「このままではいけない!」と一念発起し、さまざまなむくみ対策に取り組みました。
その結果、「むくみ解消のために、重要なポイント」がわかりました。
それは、「内側と外側、両面からの対策を組み合わせること!」です。
つまり、対策を併用することですね。
むくみ対策を始めた当初は、ひとつひとつの対策を順番に試していったのですが、ある時、同時進行を意識してみたら、みるみる効果が現れたんです。
当然と言えば当然なのですが、「早く効果を出したい!」と思うあまり、1つのやり方に固執してしまうことってありますよね。
もしかしたら、それはかえって時間の無駄になってしまうかも。
ぜひ、「内側と外側、両面からのアプローチ」を忘れないでください。
この5つは効いたかも!30代後半のむくみに効果的な自宅でできるむくみ対策
むくみ解消に向けて、外側からのアプローチとして3つ、内側からのアプローチとして2つ、合計5つの対策に取り組みました。
子育て中のため、「自宅でできること」に重きを置いて選出しました。気軽に始められるものばかりでした。
着圧ソックス
一番手軽で始めやすい着圧ソックスを最初に試しました。これが予想以上に効果的でした。
着圧ソックスとは、ふくらはぎに圧力をかけ、血行促進を促す靴下です。
種類もとっても豊富です。
- 日中・夜間用
- ソックス・ストッキングタイプ
- つま先あり・なし
- 圧力高~低(hPaやmmhgで表されています)
値段も安いものが多いので、気軽に試せたのも良かったです。
私は、日中用はブーツを履く季節だけ取り入れていまして、帰宅後は基本的にすぐ着圧ソックスに履き替えていました。
入浴後は、夜用に履き替え、寝るときには足を高くして寝ることを心がけました。
ただ、むくみがひどいときには、着圧ソックスだけだと翌朝に回復させるのは難しいかったです。

足マッサージ
着圧ソックスだけではむくみ改善がそこまで見られない日は、自分で足マッサージもやりました。
でも、どうやったら良いのか、素人だとわからないですよね。
できれば、一度、足マッサージ屋さんに行って、プロの技を盗むのが良いと思います。
私も実際、インターネットで全身ではなく“足マッサージ”で評判の良い個人経営のお店に3回ほど訪問しました。
やり方はある程度共通していたので、「ここをマッサージしたら良い」というのを知れるので、訪問してよかったです。
手順を覚えたら、あとは自宅で実践するのみ。
テンションを上げるためにも、自分のお気に入りのボディクリームやアロマオイルを使ってマッサージしました。
プロのマッサージと比べると雲泥の差はありますが、それでも何もやらないよりはむくみ解消効果があるように感じました。

むくみ改善体操
30代後半の年齢の大敵は、運動不足! そもそも運動が得意でない私が取り入れたのは、「ゴキブリ体操」と「足パカ体操」です!
名前のインパクト、強いですよね(笑)
どちらも所要時間1分程度から始められますし、体操の方法自体もとても簡単なので、継続性はありました。
ただ、効果が出るまで時間がかかるので、根気強く続けていく必要があると感じました。
食生活の改善
内面からのアプローチとして、まずは食生活の改善に取り組みました。
大きなポイントは2つ。
- 塩分量を控えた料理を意識
- 体内からの塩分排出を助けるカリウムを多めに摂取
和食は醤油やみそを使うことも多いので、塩分量が多めになりがちです。
減塩商品を取り入れたり、汁を飲みすぎないなどに気を付けました。 また、一般的に塩分量が多めの外食は、1週間に数回に減らしました。
カリウムは、水に溶けやすい性質があるので、カリウムを多く含んでいる食品を摂取するなら、生の状態が良いとされています。
最も多く含まれているのは、果物です。生食に適していますよね。
グレープフルーツ、バナナ、なし、りんごが代表例です。
私は朝食やおやつとして摂取するようにしました。
その他、ほうれん草、たけのこ、白菜、かぼちゃなどの野菜にも多くのカリウムが含まれています。
生で食べるには難しいかもしれませんが、ゆでたり蒸したりして食べるとおいしいですね。
私自身、お恥ずかしながら料理自体あまり好きではないので、外食を減らすのはかなり辛い部分がありました。
カリウム摂取については、果物を食べることで解決できるので、やりやすかったです。
むくみ解消効果がある漢方の服用
食生活の改善に取り組んでもなかなか効果が感じられなかったのもあり、最終的には漢方にたどり着きました。
むくみ取りのサプリメントもよく聞きますが、効果が表れるまで数か月など長期的に飲む可能性も高いので、できる限り添加物などが含まれていないものを選びたいですよね。
その点、漢方は自然の生薬を元に作られているので、長期的に飲むのにも安心でした。
欲張りな私は、「せっかく飲むなら、1つの漢方で複数の効果が期待できるものがいいな」と思い、漢方サイトなどで探してみました。
すると、新陳代謝を高めて体の中の老廃物を輩出する効果がある「防風通聖散」という漢方を見つけました!
そして、これが個人的には大正解♪
むくみはもちろん、肩こりや便秘も解消されるという、一石三鳥のものでした。
1日3回飲むだけでOKなので、他のむくみ対策と合わせやすいのが良かったです!

まとめ
「むくみで家庭が崩壊する!」と悩んでいた私でしたが、いろんな方法を試してみたおかげでむくみ自体が足に蓄積されることが減りました。
夜スッキリと眠れることが、自分のストレス解消だけでなく、家族の平穏のためにこんなに大切なことだったんだ!と、改めて気づくことができ、本当に良かったです。
着圧ソックス、マッサージ、ゴキブリ体操や足パカ体操などの内面からのアプローチ、そして食生活の改善や漢方という外面のアプローチ、両方を組み合わせなければ、効果的なむくみ対策にはなりません。
あなたも、もしむくみに悩んで私の記事までたどり着いたのなら、私が挑戦した解消法に試してみてください。
きっと、今までの生活が変わるきっかけになるはず!
あなたの足からむくみを取り去り、良質な睡眠と笑顔を取り戻しましょう♪