「出産前は直毛だったのに、パーマかけたの?って聞かれるくらいうねうね…!」
「抜け毛がひどかったけど、髪が生えてだと思ったらゴワゴワでパサパサ…!」

ひどいくせ毛でもなかったのに、産後は髪がうねうねして触るとゴワゴワ。
ストレートアイロンをしてくせを直しても、全然効きません。
だから、人と会うのがとっても億劫でした。
そこで、今のヒドイ自分の髪質は、出産前・妊娠前の元の状態に戻るのか調べようと、同じように悩んでいる人のツイッターや掲示板を覗いてみると、髪質が戻った人がいた一方で、戻らない人がいることもわかったのです。
怖いですね。
今のゴワゴワパサパサヘアーがずっと続くのは嫌すぎます。
しかし、少し恐怖心を覚えた私は、さらに調べてみると、「産後のホルモンバランス」が整い、正しいケアを行えば、髪質はちゃんと元に戻ると言うことがわかりました。
問題は「ホルモンバランス」と「ヘアケア」だったようです。
この記事では、そんな私が実践した産後のヘアケア対策を通じてわかったことをまとめています。
- 産後の髪質が妊娠前の状態に戻る人・戻らない人の違い
- 髪質を戻すヘアケア対策
- 正しいシャンプーの選び方
- ホルモンバランスを整える育児ストレス対策
など、産後の髪質について調べたこと、体験したことを紹介します。

産後の髪質が妊娠前のように戻る人と戻らない人の違い

- うねりやくせ毛
- パサパサで艶がない
- ゴワゴワ広がる
- 髪が細くてハリ・コシがない
このように見た目が悪い髪が伸びてきてしまうのは、髪の毛の健康を保ち、抜けにくく作用する女性ホルモンが一気に低下することが原因のようです。
特に抜け毛が酷かった人は、生え変わる量も多いため、急に髪の老化が進んだと感じてしまう人が多いようです。
1年ほど経てばホルモンバランスは整ってくるので、普通に考えると産後の髪質は元に戻るはずです。
問題はそこからまた元の髪質に戻るのかどうかですよね。
この違いは
- 年齢
- 食生活
- 頭皮環境
この3つの違いによって、戻る戻らないの差があることがわかりました。
出産した年齢による違い

- 20代中盤まで⇒戻りやすい
- 30代以降⇒戻りにくい
おそらく察しているかと思いますが、一時的に髪質が悪くなっても、年齢が若ければその後自然に髪質が戻る人は多いです。
年齢が若いとホルモン分泌量も活発ですから、多少の食生活の乱れがあっても、また髪の毛のサイクルが通常に戻り、髪質を維持してくれます。
女性ホルモンの分泌量は25歳頃をピーク減少していきます。
つまり、20代後半から30代以降に出産した人は、自覚がなくても妊娠前から徐々に髪質の低下は進んでいます。
ホルモンバランスが元に戻っても、年相応に戻るのが限界ですから、妊娠前のように髪質は戻りづらくなります。
また、頭皮の筋肉がゆるむことによる「毛穴のゆがみ」も加齢が原因で、ハリ・コシがなくなったり、うねりがおきてしまいます。
女性ホルモンが一時的に減少した反動でそのまま毛穴のゆがみが戻らない事も多く、なかなか髪質が戻らないこともあります。
食生活・睡眠などによる体の健康状態による違い

- 良好⇒戻りやすい
- 不良⇒戻りにくい
年齢を問わず髪質が元に戻るかどうかは、健康状態も大きく関わります。
ダイエットをすると髪質が悪くなるのと一緒ですね。
食事・睡眠は女性ホルモンが正常に働くかどうかも左右しますし、髪へと送られる栄養が減ると髪はやせ細っていきます。
髪の毛のサイクルは、
- 成長期(伸びる)
- 退行期(弱まる)
- 休止期(止まる)
- 脱毛期(抜ける)
となりますが、成長が止まっている約4か月の間に、次の毛が成長して待機しています(初期成長期)。
つまり、今伸びてきている髪は、およそ4か月前の栄養状態から始まって生えてきたもの。
これまでの生活を振り返ってみると、産後ママであれば心当たりはいくつかあるはず。
- 夜泣きで起こされる
- 2~3時間おきの授乳
- 栄養バランス偏り
特に授乳をしている方は栄養を取られますよね。
あまり睡眠やバランスの取れた食事をしていなかったのであれば要注意。
現時点で食生活がまともになったとしても、約4か月前の生活習慣が乱れていれば、なかなか髪質が戻らなかったりする可能性もありえるというわけです。
ヘアケア頭皮ケア習慣があるかの違い

- シャンプーに気を遣う⇒戻りやすい
- まったく気にしない⇒戻りにくい
頭皮やヘアケア不足も、産後の髪質が悪化したままになる原因になります。
女性ホルモンは頭皮の正常な皮脂分泌、コラーゲン生成をして頭皮に適度な潤いを保ってくれます。
そのうえで十分な栄養が保たれていると、髪の毛は健康に育ってくれるようです。
ただ、産後の女性ホルモンが乱れた状態が続くと、頭皮の状態も乱れやすくなってしまいます。
そこへ外部の刺激(シャンプーの洗浄力、カラーやパーマ、紫外線、摩擦)があると髪や頭皮は傷んでしまうのです。
妊娠中は女性ホルモンの分泌量も多いので、多少の刺激があっても健康な髪の状態にカバーしてくれていますが、産後は同じようにはいきません。
髪の毛は細胞分裂しないので、一度傷ついてしまうと元に戻りません。
日ごろシャンプーの種類や洗い方、トリートメントで髪の保護を怠っていると、新しく伸びてくる髪の毛にも影響がでます。すると、髪質が元に戻りづらくなってしまうのです。
最低限やってほしい!忙しいママの産後の髪質を戻す対策方法

ネットでや書籍で書かれていた「十分な睡眠」「ストレス解消」などで体質改善することも、もちろん髪の毛にはすごく大切だと思います。
しかし、育児に奮闘していると現実的にできない事も多いですよね。
ですから、できることから優先して、最低限やってほしい髪質を戻す対策をご紹介します。
シャンプーだけは良いものに!他のケアは最低限でいい

産後の髪質に悩んで多くの方が取り入れているのがシャンプーの見直しです。
体質改善が難しいときこそ、シャンプーはなるべく良い成分が配合されているものを選んでほしいです。
シャンプーさえいいものを選んでいれば、トリートメントやヘアオイルなどは最低限で大丈夫です。

シャンプー剤を選ぶコツはアミノ酸系やタンパク質系(PPT系)
シャンプーの良し悪しは、ほぼ界面活性剤(洗浄成分)で決まります。何故なら水の次に多いのが界面活性剤で、約40パーセントもの割合で含まれているからです。
オススメなのはアミノ酸系やタンパク質系のシャンプーです。
とくにタンパク質系は髪に高い補修力をはっきしてくれます。
アミノ酸系で良いシャンプーかどうかを見極める方法は
- 成分名に「ココイル〜」「加水分解〜」と書かれている
- 成分の並び順
シャンプーで注意する点は、実際にどんな成分が多く含まれているかです。
たとえ1滴でもアミノ酸系の洗浄成分が含まれていれば、それはアミノ酸"配合"と謳うことができてしまいます。
水の次に来ている成分がメインの洗浄成分ということになりますから、それがアミノ酸系の成分であれば、良いシャンプーだと判断できます。

洗浄成分の次に重要なのがシリコンなどのコンディショニング剤
髪質がパサパサになってしまった人は、すぐに指触りが良くなる「シリコン配合」のシャンプーやコンディショナーを使う人が多いですが、長い目で見るとノンシリコンのほうが髪や地肌のケアには最適です。
理由はシリコンの特徴にあります。
- コンディショニング力は高いが、それ自体に栄養がない
- シリコンが邪魔して栄養成分が浸透しない
- 余分なシリコンを洗い流すため、洗浄力が強いものばかり
- 安価で安いが、栄養成分が微々たるものでシリコンで誤魔化されている
最初はシリコンでも改善できていた髪が、年齢とともにだんだんとシリコンとも相性が悪くなってくることも多いです。
むしろ、強すぎる洗浄成分で、頭皮の荒れにつながることもあるんです。
ですから、素の状態で健康的な髪の毛を作りたいのであれば、ノンシリコンを使うことをおすすめします。
確かにノンシリコンには「きしむ」ものが多いですが、今ではほとんどきしまないコンディショニング剤が配合されたノンシリコンシャンプーもあります。
私が最近使っているノンシリコン・アミノ酸系シャンプーのラスティークというブランドのシャンプーは、ほとんどきしみを感じず、艶やかさが他のシャンプーとはかなり違って感動しました。

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週1回の効果的なヘアケア「泡パック」

私もやっている方法なのですが、
栄養成分が入ったアミノ酸系やたんぱく質系のシャンプーで「泡パック」をすると、各段に髪の毛の質が変わりました。
泡パックの目的は栄養成分をじっくり浸透させることで、髪へと十分に栄養を送ることです。
もし一人でゆっくりお風呂に入る時間がある時があれば、週1回でも良いのでやってみてください。
泡パックの簡単なやり方は以下の通りです。
- お湯で髪を濡らし汚れを落とす
- しっかりと泡立てたシャンプーの泡で髪の毛全体を覆う
- そのままお風呂に入ってしばらく放置
- 5分くらい経ったら、しっかりとすすぐ
この週1回の泡パックをしただけでも、髪の潤いがすごく変わり、艶やかさが蘇ります。
洗ってすぐにすすいでしまうのは、栄養成分が浸透する前に流されてしまうのでもったいないです。
だから、なるべく普段でも少しだけ放置するように意識していれば髪への浸透がかなり違います。
とはいえ私自身、常に子供とシャワーを浴びなければならないので、普段のシャンプーは適当です。でも週1回、旦那が休みの時は1人でお風呂に入るチャンスがあります。
たまには旦那さんに子供を預けて協力してもらえば、ゆっくりお風呂に使ったり、きちんとブラシで髪をとかしてシャンプーをしたり、普段できないケアもできます。
- アミノ酸やたんぱく質系のシャンプーに見直すこと
- 週1回の泡パック
この2つを行ってから、ボサボサに広がるツヤのなかった髪から、だいぶ髪質が良くなりましたよ。
できるときだけで良いのでぜひやってみてください。
ドライヤーだけは欠かさない

ドライヤーで髪を乾かすことだけは欠かさないでください。
塗れたまま放置すると、髪の外側にあるキューティクルが開いて傷みやすくなってしまいます。さらに、乾かさないで寝てしまうと、傷みが激しくなるだけでなく、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなるんです。
本当はお風呂からあがってすぐにドライヤーで完全に乾かすのがベストです。
ただ、産後は子供と過ごしていると、すぐに授乳やミルクをあげなくてはいけなかったり、髪の毛をじっくり乾かすことなんてできませんよね。
ですから、かぎりなく髪が乾いた後でも良いです。
まず温風でドライヤーを当てながら髪をとかします。
そのあと、必ず冷風でドライヤーをして髪の毛を冷やします。
髪のくせは、髪が冷えた時についてしまいます。
放置してグネグネしたまま乾いてしまうと、そのままくせ付いてしまうのです。
なので、ドライヤーで一度熱を加えて髪の毛を整えて冷やしてやれば、キューティクルも保護でき、「うねり」や「おかしなくせ毛」を軽減できます。
ついでにできる日があれば、毛先を中心にヘアオイルをつけると、紫外線からの保護、髪の毛のツヤを出す効果が増します。
特に毛先をオイルで重くしておくと、湿気などで広がるのを予防できますよ。

たんぱく質だけは毎日欠かさず食べる

海藻などは髪に良いと良く知られていますが、ビタミン・ミネラルの前に、たんぱく質を取らなければ髪への栄養となりません。
髪の毛にはたんぱく質が重要で、髪への栄養となり頭皮のコラーゲン生成で頭皮を健康に保つこともにも一役買ってくれます。
目安は体重1kg当たり、約1gのタンパク質を摂ることです。
※体重50kgの人でタンパク質50g
大まかですが、よく知られる髪の毛に良いたんぱく質はこちら↓
- 豆腐1丁:6g
- 卵:12g
- 鶏むね100g:20g
- 鮭一切れ:22g
- サバ缶:26g

納豆や豆腐には
- たんぱく質が豊富
- 脂質が少なめ
- ビタミンが取れる
- 調理せずにすぐに食べられる
- 毎日でも飽きなかった
といったメリットがあったからです。
大豆に含まれる「イソフラボン」で女性ホルモンと似た働きを期待している部分もありますが、実際には体質により女性ホルモン様作用が働く人と働かない人がいるようです。
他にももちろん髪に良い食材はたくさんあります。
- ミネラルが豊富な「わかめ」
- 髪への栄養となる「たんぱく質(鶏肉、鮭、サバ、卵、乳製品、豆類)」
- 食べ物の代謝に欠かせないビタミンが豊富な「緑黄色野菜」
- 栄養を運ぶ鉄分が豊富な「レバーや黒ごま」
ただ、結局はバランスの良い食事が重要なんですよね。
わかめばかり食べていても、たんぱく質が足りないと、髪への栄養が足りなくなります。
かといって、頭皮の皮脂が過剰に分泌されると酸化して髪の毛の成長に悪い影響を与えますから、脂質が多い肉類のたんぱく質も取りすぎはNGです。
とはいえ、バランスの良い食事を目指して100点満点を目指そうとしていたらストレスになってしまいます。

ストレスや寝不足解消は「家事の割り切り」が大事

ストレスや寝不足が髪の毛に良くないことは言われなくても分かりますよね。
実際、書籍を見たりネットで調べていて、「産後はそれができないから困っているんだ!」と思ったほど。
ストレス解消も睡眠も「時間の確保」が必要です。
私がしていた例でいうと、そのためには「家事を割り切る」ことが重要で、優先度をつけて、やる、やらないを決めてしまっていました。
料理も宅配サービスを利用したり、お惣菜で済ませてばかりですよ。片付けも最低限で、とりあえず子供がいたら絶えず散らかるので、見えない箱に押し込むことで解決してます。
実際、育児で時間がないと感じている人は、あれもこれも完璧にこなそうとしている人が多いです。
主婦としての役割だからと、サボると罪悪感があるのも分ります。
しかし、子供と過ごしていると、自分に与えられた時間でやれることには限界があります。
家事を割り切って、自分にストレス解消と睡眠の時間を与えてあげてください。
そのほうが心の余裕ができて、子供とかかわる中でストレスも少なく感じるはずです。
まとめ〜産後の髪質が元に戻るかは、日ごろできるヘアケアの積み重ねが大事〜

結論としては、髪質は戻ります。
ただし、
- 年齢による違い
- 生活環境の違い
- ヘアケア習慣の違い
この3つによって、産後に髪質が戻る人となかなか戻らない人に差が生まれることがわかりました。
Twitterや掲示板を見ていると、産後1~2か月で抜け毛が増え、6か月ごろに抜け毛が収まり、その後髪質の変化に戸惑う人が多いようでした。
中には4~5年かかってやっと元に戻ったという人もいれば、産後の髪質をきっかけにそのまま髪のトラブルが生じて元に戻らなかった、という人も見受けられます。
年齢には誰も逆らえないものの、育児環境や性格にもよっても左右されるので、自然と髪の毛が戻る生活習慣を過ごせる人もいれば、なかなか現実的に対策できない人も多いです。
特に、産後は自分の事なんて後回し。朝から晩まで子供と離れられない環境にいるママは、ケアなんてしていられない場合も多いですよね。
夜泣きで起こされるし、子供が寝ている時間に家事をしなくてはいけない。ストレスなんて常に付きまといます。
なかなか自分の髪のことに意識が向きません。意識が向いたとしても、そもそもヘアケアする隙もなかなかありません。
ただ、産後をきっかけにヘアケアに対する意識が向いただけでも、5年先、10年先の髪質は良い方向に変わるはずです。
「自分は戻らないタイプかも…」と諦めるのではなく、
髪質が戻るように、できる範囲で正しいケアを続けていくことが大事です。
自然に戻ってくれればラッキーですが、若い人もいずれ年相応に髪の毛は変化していきます。
今回紹介したヘアケア方法、
- シャンプーを見直す
- 週1回の泡パック
- ドライヤーだけは忘れない
- たんぱく質の意識
- ストレス解消、睡眠のために時間を確保すること
妊娠前のきれいな髪質に戻すためにも、できる範囲で正しいケアを続けてみてください。
私が使っている「ラスティークシャンプー」
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ラスティーク(Lustique)は、美容液ヘアケアとして評価が高いヘアブランド。 2018年10月にシャンプー・トリートメントが登場したのですが、先行販売でわずか12時間で完売したようです。 すごい人 ...
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