「シミのせいで、実年齢よりも老けてみられてる!?」
「コンシーラーを使っても、シミの色が濃いから隠し切れない。。。」
このように、シミが目立つようになったら、落ち込まない女性はいません。
残念ですが、シミが出てきた時に何も対策をしなければ、どんどんシミは増えていきます。それに、目に見えているシミの他にも、シミ予備軍が肌の下に待ち構えています。
つまり、諦めて放置してしまうと、どんどん老け顔が進行するということです。
でも、安心して下さい!
シミケア商品の進歩により、シミだらけになってしまった顔でも、正しい方法を選べば、前の状態に戻る可能性があるんです。
そこで、この記事では「シミだらけの老け顔」を、自宅で効果的にケアするための方法を解説します。
シミだらけの顔に悩んでいる方は、諦める前に、ぜひチェックして下さいね。
シミだらけの顔からシミを消す方法は大きく分けて3つ
シミにアプローチする方法は、いくつかあります。大きく分けると3つに分けられます。
- 美容医療でシミを消す
- 美白サプリでシミを内側から消す
- 美白化粧品でシミを外側から消す
ここでは、その3つの方法でどのようにシミを消すのかを具体的に説明します。
美容医療でシミを消す
レーザー治療
レーザー治療は、今あるシミを消すのに、一番てっとり早い方法です。
黒色メラニンのある細胞だけをレーザーの熱で破壊してシミを取ります。レーザーの熱を受けた黒色メラニンは、火傷のような状態になった後に、かさぶたとなり1週間~10日くらいで剥がれます。
なお、治療した箇所は、肌のバリア機能がとても弱くなるので、刺激や紫外線から守るために、ガーゼやテープなどを貼って保護します。
この際に注意したいのは、かさぶたが取れた後も徹底した紫外線対策と保湿が必要なことです。
つまり、かさぶたが取れてもレーザー治療をした肌は、バリア機能が弱くなっているのです。レーザー治療後のアフターケアが甘いと、紫外線が原因で再びシミが出来てしまいます。
さて、気になるレーザー治療の費用は、自費診療になることが多いので、クリニックによって診療料金が異なります。
クリニックのHPなどに、使用しているレーザーの種類やシミの大きさでの料金の目安などを書いていることも多いので、事前に調べてカウンセリングに行きましょう。
フォト治療(フォトフェイシャル)
フォト治療とは、IPL(インテンス・パルス・ライト)という光で、コラーゲンの生成を活性化する治療で、シミそばかすだけではなく、色々な肌トラブルにも効果があります。
そして、IPLは、とてもマイルドな光なので、副作用トラブルも少なく、ダウンタイムもほとんどありません。
個人差はありますが、効果を実感するには5回くらいの施術は必要です。
それに、IPLの光は肌の奥まで届かないので、肌表面のシミが改善しても、時間の経過とともに肌の下の層にあるシミが肌表面に出てくる場合もあります。
内服薬
シミの中でも「肝斑(かんぱん)」は、内服薬で改善する場合が多いシミです。
なので、皮膚科での肝斑の治療には、トラネキサム酸が配合された内服薬が処方されます。
トラネキサム酸の効果には個人差がありますが、早い人で2週間程度で肝斑が改善します。
ですが、2か月近く飲み続けても全く効果が見られない場合は、トラネキサム酸が効かない肝斑ではないシミの可能性も高く、他の治療に切り替える必要があります。
★トラネキサム酸
肝斑(かんぱん)の改善に効果があると認められているアミノ酸の一種です。
プラスミン(メラノサイト活性化因子)をブロックする作用で、メラニンの発生を抑制します。
抗炎症作用や止血作用があるので、元々はも医療用医薬品として使用されてきた成分です。
なお、肝斑治療に処方されるトラネキサム酸のほかに、シミ治療の内服薬としてL-システインやアスコルビン酸も医療機関で処方されます。
気になるシミへの効果ですが、トラネキサム酸以外の内服薬でのシミ治療は、肌が生まれ変わる3か月くらいから効果を実感する人が多いです。
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外用薬
皮膚科で調剤した外用薬(塗り薬)は、美白成分が高濃度で配合されているので高い効果が期待できます。
ただし成分が高濃度ということは、その分副作用トラブルが起きる危険性も高まるので、必ず医師の指導をもとに使用しましょう。
ここでは、シミ消しの塗り薬に処方される美白成分を2つご紹介します。
★ハイドロキノン
酸化してしまった黒色メラニンを還元(色素を薄くする)します。
メラノサイト(メラニンを生産する細胞)を減少させる作用があります。
ビタミンCやアルブチンよりも、はるかに高くメラニン生成を抑制します。
★トレチノイン酸(ビタミンA誘導体)
表皮の深い層(表皮基底層)にあるメラニン色素を排泄します。
ヒアルロン酸などの生成を促し、肌のみずみずしくなり小じわを改善する作用があります。
皮膚がぽろぽろむける落屑(らくせつ)や皮膚が赤くなったり、ヒリヒリするといった副作用もあります。
ケミカルピーリング(古い角質を落とす)
ピーリングは、肌表面の古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進します。
皮膚科などの医療機関で行うケミカルピーリングは、専用の化学薬剤を使用して古い角質を取り除きます。
ケミカルピーリングは、肌表面に直接働きかけるため、シミの改善だけではなく毛穴の開き・黒ずみ、肌のくすみなどもケアします。
なお、ピーリングは肌のダメージを考慮して、少しずつ古い角質を取り除くので、満足のいく効果をえるために5~10回に分けて施術を受けます。
ここで一番注意したいのは、ピーリング後のお肌は、刺激に弱く敏感になっているので徹底した紫外線対策と保湿ケアが必要なことです。
つまり、ピーリングの後のお肌のアフターケアを怠ると、すぐに紫外線ダメージを受けて新たにシミが出来てしまうのです。
また、ピーリングの薬剤は、メラノサイト(メラニン色素を作る細胞)に刺激を与えるので、メラニン色素が過剰に生成され、かえってシミが濃くなる場合もあります。
美白サプリでシミを内側から消す
美容医学の進歩により、シミが出来るメカニズムの解明も進み、シミに効く美白成分も進化しています。
この研究の元にシミに効く美白成分配合の医薬品(美白サプリ)は、服用するだけの手軽さもあり、時間のない女性に人気のシミケア方法です。
まず、シミのない若々しい肌を作るためにはこの3つの効用が必要です。
- 肌のターンオーバーを促す
- メラニン生成を抑制する
- 肌の酸化を防ぐ
美白サプリは、商品により配合されている美白成分に違いがありますが、この3つの効用で体の内側からシミケアをします。
その数ある美白サプリの中でも、口コミなどの評判もよく、安心して飲める美白サプリを3つ厳選して、下の項目で紹介しているので参考にしてください。
ここでは、美白サプリに使用される美白成分で、厚生労働省がシミへの効果を認定した3つの成分を紹介します。
★L-システイン
厚生労働省が「シミに効果がある」と認可した成分。
チロシナーゼ酵素の働きを阻害して、メラニン生成を抑制します。
肌の酸化を防ぐ、抗酸化作用もあります。
★アスコルビン酸(ビタミンC)
ビタミンCと呼ばれ、肌の酸化を防ぐ強い抗酸化作用があります。
コラーゲン合成を促進し、ターンオーバー機能を正常化させます。
チロシナーゼ酵素の働きを阻害して、メラニン生成を抑制する作用もあります。
★ニコチン酸アミド
「ナイアシン」「ビタミンB3」とも呼ばれています。
メラニンが表皮に送り出されるのを抑制する作用があります。
肌の血行を良くする作用もあるので、ターンオーバーも活性化させます。
美白化粧品でシミを外側から消す
有効成分が配合された美白化粧品
美白化粧品には、肌の外側から直接メラニンを還元する効果や、メラニン生成を抑制してシミを予防をする効果などがあります。
ここでは、美白化粧品に使われる「メラニンを還元」「メラニンを抑制」する代表的な2つの美白有効成分を紹介します。
「メラニンを抑制する」アルブチン
カネボウ白斑問題で使用されたハイドロキノンを元に開発された肌に優しい美白成分です。
「ハイドロキノン誘導体」と呼ばれることもあります。
チロシナーゼ酵素の働きを阻害して、メラニン生成を抑制する作用があります。
「メラニンを還元する」ビタミンC誘導体
ビタミンCを肌に浸透しやすく改良したのがビタミンC誘導体です。
強い抗酸化作用・コラーゲン合成を促進・ターンオーバー機能を正常化・メラニン生成を抑制があります。
効果が高いですが、酸化しやすく劣化するので、化粧品の開封後は早めに使用する必要があります。
セルフケアで行うホームピーリング
ピーリング化粧品を使って自分でピーリングを行う事をホームピーリングと言います。
市販のピーリング化粧品は「酸の働きで溶かすもの」「力を加えて剥がすもの」の2種類に分けられます。どちらも古い角質を取り除き、毛穴の汚れなどを綺麗にする効果などはありますが、残念ながらシミ消し効果は低いです。
そしてホームピーリングは、すべて自己責任で行う必要があるので、定められた使用方法と使用回数は必ず守りましょう。
ただし、ホームピーリングは、メラノサイトに刺激を与えるのて、かえってシミが濃くなる可能性もあるので注意が必要です。
シミ消しは「内側ケア」から始めた方が良い理由
3つのシミ消し方法は、大きく分けると「外側ケア」の美容医療と美白化粧品、「内側ケア」にの美白サプリの飲用に分けられます。
どちらのケアもシミを消すのに大切ですが、シミをどうにかしたい!と悩んだら、すぐに始めて欲しいシミ対策は「内側ケア」です。
どうして、最初に「内側ケア」の美白サプリを飲むことから勧めるのかというと、理由は4つあります。
- 美白サプリは全身のシミに効果がある
- シミ予備軍を消す方が効率が良い
- アフターケアに気を配る必要がない
- 飲用するだけなので、手間がかからない
美白サプリは全身のシミに効果がある
美容医療や美白化粧品での「外側ケア」は、シミに対してピンポイントでケアすることになります。
さて、ここで質問です。今見えているシミだけを消すことができれば、シミのない若々しいお肌になると思いますか?
悲しい事実ですが、今はまだ目に見えなくても、シミ予備軍はお肌の下で待機しています。
そして、気になるシミは顔以外にもバンバン出てきます。
- 地肌をさらす機会が多かった「首筋のシミ」
- 自分では見えないけれど気になる「背中のシミ」
- 年齢を感じやすく、意外に目立つ「手の甲のシミ」
当然、シミが出てきて、嫌な気持ちになるのは、顔だけではありません。
そうした体中にできるシミの悩みに対して「内側ケア」の美白サプリは、大変効果的です。
シミ予備軍を消す方が効率が良い
シミは、排出が間に合わずに肌に残った黒色メラニンです。
すでに肌に残ってシミになったしまったメラニンを消すには、それなりに時間も手間もかかります。
今、目に見えているシミも嫌ですが、今後どんどんシミが増えるのも絶対に嫌ですよね? シミケアはシミ予防も大切です。
そして、美白サプリはシミ予防に大変すぐれています!
- 黒色メラニンの生成の抑制効果があるので、シミの原因を減らします。
- 肌のターンオーバーを促進するので、黒色メラニンを排出させてシミにしません。
シミが出来てしまってからケアするよりも、シミが出来ないように予防するケアの方がずっと効率が良いです。
アフターケアに気を付ける必要がない
シミ消しのための「外側ケア」は、少なからず肌にダメージを与える事になり、肌のバリア機能が弱まります。
つまり、外側ケアをした後は、今まで以上に念入りに保湿ケアと紫外線対策をする必要があります。
特に紫外線対策は重要で、今まで以上に紫外線ブロックに力を入れる必要があります。このアフターケアを怠ると、せっかくシミを消したのに紫外線ダメージで新たなシミが出来てしまいます。
それに比べて、美白サプリを飲む「内側ケア」では、特別なアフターケアは不要です。
それどころか肌の機能を高める成分が入っているので、美白サプリを飲むことがアフターケアとなります。
飲用するだけなので、手間がかからない
当然ですが、美容医療は予約をした上で来院し、ほとんどの場合は数回、通院する必要もあります。
また、美白化粧品は普段のお肌のお手入れ+αの手間が必要な場合が多く、+αのお手入れに時間を取られる場合もあります。
ですが、飲用するだけの美白サプリは、毎日の食事の延長にあるので、ほとんど手間がかかりません。
シミだらけの老け顔に効く医薬品美白サプリ ベスト3
シミケア商品の中でも、大人気の美白サプリですが、数多く販売されいてるので商品選びにも悩む方も多いと思います。
ここでは数ある美白サプリメントの中から、美白成分・口コミ・売れ行きから厳選した3つの美白サプリ(美白成分配合医薬品)をご紹介します。
【第1位】ロスミンローヤル

第1位の『ロスミンローヤル』は累計販売数が70万箱を超える大人気の商品です。
品質・安全性、そして「シミ」「小ジワ」への効果は厚生労働省が承認しています。
だから『ロスミンローヤル』は国から有効性が承認された「医薬品」なのです。
とても嬉しいことに多くのママが悩む「冷え性」「肩こり」「腰痛」症状の緩和にも効果があります。
9種類の生薬成分を含む22種類の有効成分を配合し、肌のトラブル改善とアンチエイジングの効果も期待できます。
産後のママの悩みを解消する成分がギュッとつまった『ロスミンローヤル』は副作用のリスクの少ない第3類医薬品となります。
公式HPでも、妊娠中や授乳中などの栄養補給として推奨されているので、授乳中のママや2人目を考えているママも安心して飲める産後のシミに効く医薬品です。
【第2位】ホワイピュア

テレビや雑誌の各メディアでも紹介されている『ホワイピュア』
地上波TV「Girls Happy Style」でも紹介された美白成分配合の医薬品です。
品質・安全性、シミ・そばかすへの有効成分は厚生労働省が承認しています。
国が「黒色メラニンに効く」と認めたL-システインが最大限の240mgとアスコルビン酸(ビタミンC)1000mgとたっぷり配合。
シミ・そばかすに特化した美白成分の含有量が多く、顔だけではなく全身のシミ対策に購入される方もいるのが『ホワイピュア』です。
L-システインとビタミンC・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンEと、バランス良く含まれているので、メラニンの抑制だけではなく、肌のターンオーバーを促し、コラーゲンを生成するための有効成分の効果も期待できます。
シミ・そばかすへの効果を期待できる『ホワイピュア』は副作用のリスクの少ない第3類医薬品となります。
【第3位】マスターホワイト

美白や美肌を追求する芸能人がSNSやInstagramで使用報告をしている美白サプリメント『マスターホワイト』
『マスターホワイト』は、希少で高価な美容成分が配合されています。
注目すべきは、「プロテオグリカン」や「アスタキサンチン」
「プロテオグリカン」は、その高い保水能力の効果を認められながらも、希少性や抽出の手間から「幻の成分」と言われていました。
30年以上の研究効果から、やっと手に届くようになり美容業界はもちろん、健康・医療業界でも注目されている成分です。
「アスタキサンチン」は、その強い抗酸化力で注目される希少サプリメント成分です。
美白で有名な成分アスコルビン酸(ビタミンC)の約6000倍の抗酸化力があります。
活性酸素を強力に除去してくれるということは、黒色メラニン生成の抑制やシワの予防にもなります。
日焼け予防効果はもちろん、アンチエイジング効果も期待できる成分が「アスタキサンチン」なんです。
実年齢より若く見られたいママに効果を実感してほしい贅沢な美白サプリメントが『マスターホワイト』です。
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シミが消えない!!シミ治療に失敗するパターンを紹介
シミ取りレーザーで失敗
消したいシミの種類とレーザーの種類があっていない場合、シミが濃くなってしまうことがあります。
よくあるレーザー治療での失敗は、肝斑が濃くなる失敗です。
それは、レーザーがメラニンが発生している層に的確に照射されない場合、メラノサイトを刺激してメラニン細胞が活発化するのが原因です。
また、レーザーを照射したのがシミではなくアザだった場合も、レーザーがメラニンに届かないためにシミが消えません。
そもそも肌表面に出ているシミだけで「シミ」か「アザ」かを見分けるのは、専門医でも難しい場合があります。
肝斑やクマだと思っていたのに「遅発性太田母班様色素斑」「後天性真皮メラノサイトーシス」というアザだったという場合もあります。
それどころか、シミとアザが混在しているケースもあります。
そして、シミとアザでは、黒色メラニン細胞の発生している場所が違うので、シミ消しのアプリーチ方法が異なります。
つまり、シミ消しレーザーは方法を間違えるとシミが消えないだけではなく、かえってシミを濃くしてしまう失敗があるのです。
アフターケアをサボって新しいシミを作ってしまう
外側ケアであるレーザー治療やピーリングの後は、肌のバリア機能が低下するので、紫外線を浴びるとすぐにシミが出来てしまいます。
せっかくレーザー治療でシミをとっても、新しいシミを作ってしまっては意味がありません。
美白成分は効果が出るのに時間がかかる
美白サプリは、副作用のリスクが低い分、効き目は穏やかです。そして、シミへの効果は、肌が生まれ変わるまで、なかなか実感できません。
よくある失敗例は、肌のターンオーバーを考慮せず、効果を実感する前の3ヵ月未満で服用を止めてしまうことです。
せっかく効果のある美白成分を取り入れても、効果が出る前に見切りをつけては失敗します。
肌のターンオーバーは、30代~40代では、40~55日周期と言われています。
つまり、内側ケアで失敗しないためには、肌が生まれ変わる3か月くらいまで服用しつづける必要があります。
事実、口コミで「効果がない」と投稿している方は、1ヵ月くらいで服用を止めている人が多いです。
消えるシミと消えずらいシミの違い
本気になればシミは消えますが、セルフケアで消えるシミと最新の医療治療でも消えずらいシミがあります。
そして、たとえ消えるシミであっても放置することで、消えずらいシミに悪化する場合があります。
悪化したシミは、シミを消すために時間も技術もお金もかかります。
大切なことは、シミは放置せずに、早めのケアを心がけることです。ここでは、具体的にそれぞれのシミ消し方法を解説しています。
消えるシミ
できたばかりの薄いシミ
人間の肌は外側から順番に、「表皮」「真皮」「皮下組織」の層状の構造をしています。
表皮は、厚さが約0.2mm前後のとても薄い膜で、外側から「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4つの層から成っています。
シミは、表皮の一番下の「基底層」のメラノサイトで作られた黒色メラニンが排出されずに、肌に残っている状態です。
つまり、シミになったばかりの、色の薄い老人性色素斑や炎症性色素沈着などは、表皮の一番外側の「角層」から排出されずに残っているメラニンの可能性が高いので、肌のターンオーバーを促進することで、黒色メラニンを排出させ、消したり薄くしたりすることが可能です。
ただし、時間の経過とともに、どんどん肌の奥の層まで黒色メラニンが沈着してしまうので、早めのケアが大切です。
ホルモンバランスが原因のシミ
肝斑(かんぱん)
肝斑が出る原因は、まだはっきりと解明されていませんが女性ホルモンがバランスが原因の1つであることは間違いありません。
なぜなら、妊娠やピルの服用により発症や悪化することが多く、閉経とともに薄くなったり消える事も多く、高齢者にはほとんど発生しないシミだからです。
肝斑は、トラネキサム酸を服用することで、高い治療効果が認められています。
そばかす
子供の頃に発生したそばかすは、思春期の頃に濃さがピークとなります。
そして、紫外線の影響を受けない限り、思春期の終わり頃から、自然と消えていきます。
ただし、大人になってから発生するそばかすは、日焼けなどの影響で発生すると考えられるので、消えずらいシミになります。
消えずらいシミ
シミを放置したまま時間が経ち悪化させてしまった場合は、残念ながらセルフケアだけでは消えません。
また、シミのように見えて実は「アザ」だという場合もあります。
アザは皮膚の奥深くのあるので、シミとは違う種類の特別なレーザーでの治療が必要です。
脂漏性角化症(老人性イボ)
老人性色素斑が放置されたまま悪化すると、脂漏性角化症(別名:老人性イボ)になります。
老人性イボは、皮膚に厚みが出てザラザラした感じに盛り上がったシミのことです。
このように悪化してしまうと、皮膚の構造から変化しているので、まずイボ治す必要があります。
イボの治療には、炭酸ガスレーザーや冷凍凝固などの治療を行います。どちらの治療も痛みが強く、イボの大きさによりますが、イボが治るまでに時間がかかります。
そしてイボが完治しても、高い確率で炎症性の色素沈着(シミ)が残るので、改めてシミを消す必要があります。
つまり、老人性色素斑を放置すると、シミが悪化してイボになり時間もお金もかかる消えずらいシミになってしまうということです。
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)は、シミのように見えて実は「アザ」だったというシミの代表格です。
シミは表皮にありますが、アザは皮膚の深い層にある真皮内にメラニンの色素の沈着が発生しています。
通常のシミと間違えて、肌の浅いところにある表皮にレーザー照射をすると、真皮内のメラノサイトを刺激することになり、逆にアザが濃く悪化します。
このため、ADMのレーザー治療は、皮膚の深い層までレーザーが届く「Qスイッチレーザー」のみ有効です。
そして、消すのに時間がかかる一番の理由は、真皮層の新陳代謝に関係します。
なんと、真皮層のターンオーバーは、5~6年と言われています。通常のシミがある表皮のターンオーバーは3ヵ月くらいなので、約20倍以上も違います。
肌が生まれ変わるのに、ここまで時間がかかる真皮層のメラニン排出は1回の照射では治せません。
もちろん個人差はありますが、ADMのレーザ治療は2.3か月おきに、最低でも3~5回の治療が必要です。
ADMを消すのには、時間もお金もかかるので、治療には覚悟が必要です。
まとめ
シミを消すための有効な手段は、「美容医療に行く」「美白化粧品を使う」「美白サプリを飲む」の3つです。
この記事では、3つのシミ消し方法を具体的に解説しました。
残念ながら、シミは短期間で簡単に消えません。
そして、高いお金と時間をかけても、シミ治療で失敗する可能性もあります。
それでも、シミを放っておいたり、間違ったケアを行わなければ、シミを消すことが可能です。
- これ以上シミを増やしたくない。
- せっかく消したシミを再発させたくない。
- 今すぐ、間違いのないシミ対策をしたい。
大切な事は、シミを放置して悪化させたり、シミ予備軍の黒色メラミンを肌表面に残さないようにすることです。
今すぐに、誰でも手軽にできる間違いのないシミ対策は、美白サプリメント(美白医薬品)を飲むことです。
どれも副作用のリスクが低く、体の内側からじっくりとシミケアをしてくれる美白サプリです。
この記事で、シミを消す方法を知ったあなたは、もうシミに悩んだり、シミだらけの老け顔になる未来を受け止める必要はありません。
まずは「内側ケア」から始めましょう!