産後、「痩せたはずなのに顔だけ太ってみえる」「あご周りがたるんで顔がひとまわり大きくなった気がする」と悩んでいるママって実は結構多いようです。
そして、私も同じように悩んでいました。
妊娠前の体重近くまで戻ったのに、顔だけは太ったまま…子どもと一緒に撮った写真を見るたびにがっかりな気分になってました。
「顔太りをなんとかしたい!小顔になりたい!」と思って調べていたら、フェイスラインがたるんでいると顔の境目がぼやけて、顔が大きく太って見えるということがわかったんです。
さらにフェイスラインは、1ミリでもたるむと顔が太ってみえるだけでなく老け顔も進行させてしまうみたい。
だから、気づいたらすぐに対処する事が大切なんです。
そこで私が始めたのが、顔まわりのたるみを鍛えることができるフェイスラインエクササイズです。
やってみたらすごく簡単で、今ではやらないと気持ち悪いくらいに習慣になっています。
ただし、フェイスラインエクササイズも、ただやるだけでは効果は出にくく、それに始める前に知っておくべき注意点もあるんです。
そこで、この記事では、フェイスラインエクササイズを続ける上で役立った情報や知っておくべき大事なポイントをまとめてみました。
産後の顔太りで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
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フェイスラインがたるむ理由

どうしてフェイスラインがたるんでしまうのでしょうか?
フェイスラインエクササイズを始める前に、まずは「たるむ理由」を知ってからケアをしていきましょう。
表情筋の衰え
表情筋とは、目・鼻・口などを動かす時に必要な筋肉のことです。顔には30以上の筋肉があるといわれていますが、すごく表情が豊かな人でも実際に使われているのは30%ほど。
表情筋は、ほぼサボっているということです。
育児中は家族以外との会話が減ってしまうので、さらに表情筋を使わなくなります。
筋肉は使わないとどんどん衰えていくので、ハリを保つことができなくなって、たるみの原因に。
表情筋の中でも頬や口周りの筋肉が衰えてしまうと、あごから耳下までのフェイスラインがたるむ原因になります。
普段から笑ったり意識して顔を動かして表情筋を鍛えることが必要です。
むくみ
妊娠中はホルモンバランスの変化や、赤ちゃんに栄養を届けるために血液中の水分量が多くなったりとむくむことが多いんですが、産後もむくみがとれないままという方もいます。
産後のむくみは、授乳中の栄養バランスや忙しい育児で寝不足で疲れがたまったり、ストレスで自律神経が乱れるなど色々な原因が重なって、老廃物が排出されずにむくみがとれない状態が続きます。
むくみを放置していると、代謝が悪くなり脂肪がつきやすくなります。
そのまま顔太りの状態になんていう事にも!
顔を動かしたり、リンパマッサージなどで血行を良くして老廃物を排出する工夫が必要です。
姿勢が悪い
授乳中や子どものお世話をしていると、気づいたら前かがみの姿勢になっていませんか?
姿勢が悪く猫背になっていると首が前に出てしまうので、アゴまわりと頭を支えるはずだった首の前の筋肉はたるんでしまいます。
筋力が衰えてくると、血流が悪くなりむくみの原因に。
姿勢の悪さは、あご周りの筋肉の衰えやむくみを引き起こしたりと良い事はひとつもありません。
正しい姿勢をキープすることを心がけてみてください。
肥満
出産とは関係なく、食べ過ぎや運動不足などで太ってしまう肥満。
妊娠による体重の増加は出産後比較的元に戻りやすいのですが、肥満の場合はなかなか痩せづらく、顔についた脂肪もなかなか落ちません。
がんばってダイエットしても、顔は痩せにくいので、日ごろから暴飲暴食は防ぐようにしてください。
口呼吸
ぽか~んと口を開けたままになってませんか?
口が常に開いている人は口呼吸の証拠です。
口呼吸は口元がゆるんでいる状態で、ほとんど口周りの筋肉を使っていません。
すると表情筋が衰えて、フェイスラインがたるんだり、二重あごになってしまう原因に。
常に口を閉じて鼻呼吸をするだけでも口周りのエクササイズになります。
あまり噛まない
忙しい育児中は、ゆっくり食事をする時間を作るのがむずかしいからと、パンで済ましたり早食いしたりしていませんか?
パンや麺類など、あまり噛まなくてもいい食事が多くなると、あごを動かす機会が減ってしまうので、口周りの筋肉が衰えてしまいます。
早食いも満腹感を感じにくくなるので、結果食べ過ぎになり肥満の原因にも。
あまり噛まないことで表情筋の衰えや肥満を引き起こし、フェイスラインがたるみやすくなってしまいます。
お肉や魚など噛み応えのある食事やガムを噛むなど咀嚼筋を使うようにしてください。
フェイスラインのたるみチェック法

今の自分のフェイスラインのたるみがどんな状態なのかチェックしておくと、どの部分を鍛えたらいいのかが明確になります。
フェイスラインエクササイズを始める前に写真を撮っておけば、フェイスラインエクササイズ後の変化も目でみてわかりやすくなるので、やる気にもつながりますよ。
フェイスラインチェック
まずは、鏡を用意して自分の過去・現在・未来のフェイスラインをチェックしていきます。
過去の顔チェック
鏡を頭の上に持っていき、見上げる。
この時の顔は10年前の自分の顔です。余分なお肉がなくて若く見えるはずです。
現在の顔チェック
鏡を正面に持っていき、力を抜いて目を閉じ、静かに開けます。
この真顔の状態が現在の自分の顔です。
そして、斜め45度の角度から自分の顔を見てください。これは他人から見たあなたの現在の顔です。
正面で見た時よりも影が入るので老けてみえるはずです。
どんな感じですか?
「たるんでるな」と思ったら今すぐフェイスラインエクササイズで鍛えていきましょう。
未来の顔チェック
鏡をお腹にもっていき、のぞき込むようにみる。
下を向いたときの顔は10年後の自分です。
顔のお肉が垂れ下がって、とても見れたもんじゃないですよね。
あごまわりや頬の肉のたるみがすごくないですか?
未来の顔のようにたるまないためにもフェイスラインエクササイズで今からの予防が大切です。
舌の位置がどこにあるかチェック
舌が衰えていると顔のたるみはもちろん、全身の健康にも影響が出てくるといわれています。
今の舌の位置がどこにあるかで舌の力が弱ってないかチェックしていきましょう。
意識せずにリラックスして口を閉じて下さい。
O K
- 唇を閉じていても上下の歯と歯の間に2~3mmの隙間がある
- 舌は上あごについて舌先は前歯の裏側に触れている
N G
- 口が開いている
- 舌先が下の歯の裏側についている
- 歯と歯の間に隙間から舌先がでている
舌の位置がNGの状態なら舌の機能が低下している状態です。
舌も鍛えられるフェイスエクササイズで舌の力もアップさせていきましょう。
すっきりフェイスラインを手に入れる簡単エクササイズ

楽しくフェイスラインエクササイズができる動画を2つ紹介します。
1回3分でできる簡単エクササイズですので、お子さんと一緒に遊びながらスッキリフェイスラインを手に入れて下さい。
あいうべ体操
「あ・い・う・べ」と大きく30回口を動かして表情筋を鍛える体操です。
音楽に合わせて、色々なリズムであいうべ体操ができるので楽しみながらエクササイズができます。
あいうべ体操は、表情筋だけでなく舌も鍛えることができて、小顔だけでなく歯周病予防やインフルエンザ予防など健康面でもうれしい効果がたくさんあります。
子どもと一緒に毎日やりたいエクササイズです。
舌のばしトレーニング
舌を上下左右に10秒ずつ3回繰り返す舌のばしトレーニングです。
かわいい動画と一緒にするとしっかりのばせていいトレーニングになりますよ。
唾液が増えるので、口臭予防にもなります。
あわせてやりたいマッサージ

表情筋を鍛えるフェイスエクササイズと一緒にあわせてやりたいのが、リンパや老廃物を流してスッキリ小顔になれるマッサージです。
直接肌に触れてマッサージをするので、ジェルやクリームなどですべりを良くして摩擦を防ぐようにしてくださいね。
スキンケアの時に一緒にすると習慣化しやすいですよ。
すっきり小顔になるセルフマッサージ
あご周りのリンパや老廃物を流してくれるセルフマッサージです。
3分マッサージするだけですっきり小顔になるので、フェイスラインのむくみが気になる方はぜひ試してみて下さい。
コルギマッサージ
自宅でできる簡単コルギマッサージです。整形しなくても小顔になれるマッサージとして大人気です。
アゴのライン、顔のむくみが解消されるのでフェイスラインエクササイズとあわせてマッサージしてみて下さいね。
フェイスラインエクササイズのお助けグッズ

フェイスラインエクササイズをより効果的にしてくれるお助けグッズを紹介します。
余計な力が入るのを防いで効率よくフェイスラインをスッキリさせてくれますよ。
かっさ
かっさは、リンパや血液の流れを促すことで、老廃物をながしてくれる中国の民間療法です。
かっさを始める前にクリームやジェルなどを塗っておきます。下から上、内から外に向かって強くこすらないようにスムーズに流していきます。
おでこ→眉の上→目の下→頬→アゴ→首筋の順番に左側を先にかっさし、次に右側をかっさしていきます。
かっさでリンパや老廃物を流すことでリフトアップや小顔、美白など美容効果が期待できます。
美顔ローラー
芸能人の方やモデルさんが愛用しているのをよく見る美顔ローラー。
気になる部分をコロコロするだけでリンパや老廃物を流して小顔にしてくれるアイテムです。
長時間むやみにコロコロすると逆効果になるので、1日15分程度を目安にやりすぎは注意して気持ちいいくらいにコロコロしてください。
マウスピース
口の周りや頬の筋トレのアイテムとして人気なのが、マウスピースです。
口にはめて「い」「う」と口や頬の筋肉を伸ばしたり縮めたりしながら効率よく筋トレができます。
左右の筋力をバランスよく鍛えることができるので、矯正歯科医でも取り扱われています。
ガム
口周りの筋肉「口輪筋」や「咀嚼筋」を鍛えるのにぴったりなのがガムを噛むことです。
左右平等に奥歯で30回ずつ噛むことで口元の筋肉が鍛えられ、顔のバランスも良くなります。
1日2回ガムで口周りの筋トレを続けていくと、顔が引き締まり小顔効果も期待できます。
フェイスラインエクササイズの注意点

フェイスラインエクササイズを行う際に知っておきたい注意点を紹介していきます。
毎日継続して行う
慣れるまでは、うまくエクササイズやマッサージができなかったり、効果を実感しにくいかもしれませんが、まずは1週間毎日継続してみて下さい。
写真を撮ってビフォーアフターを確認して、変化がわかればやる気も出てきます。
せっかく続けていても、やめてしまうと元に戻り筋肉は衰えていく一方なので、続けやすいエクササイズで毎日コツコツ続けていきましょう。
正しいやり方でどこを動かしているか意識する
まずは動画を見ながら正しいやり方を覚え、どこの筋肉を動かしているのか意識するとより効果もアップします。
今回紹介したフェイスラインエクササイズは口周りの筋肉に働きかけているものです。
口、アゴ、頬の筋肉を意識しながらエクササイズを行って下さい。
フェイスラインエクササイズの前はスキンケアで保湿する
表情筋を動かしたり、マッサージなどの肌への摩擦による負担を軽減するために、ジェルやクリームなどでしっかり保湿してしてからエクササイズを始めて下さい。
保湿をせずに肌に負担がかかると、乾燥やシワなど逆効果になる場合もあるので、保湿は必須です。
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フェイスラインがたるまない生活習慣

毎日の行動がフェイスラインをたるませている場合もあります。
反対にフェイスラインがたるまない生活習慣を続けていれば、フェイスラインエクササイズをしなくてもスッキリしたフェイスラインをキープすることも可能です。
できる事から取り入れて、たるまない生活習慣を身につけましょう。
笑顔や表情を豊かにする
笑顔や表情を意識的に表情豊かに大きく動かすことでも口周りの筋肉を鍛えることができます。
口を閉じて口角を上げているだけでも表情筋は使われています。
笑顔が素敵になると印象も明るく良くなるのでいい事づくしですよね。
正しい姿勢を心がける
疲れている時や家にいる時はつい楽な姿勢をしてしまいがちです。でも猫背はフェイスラインをたるませます。
「猫背になってるな」と思ったら、すぐに背筋をのばして正しい姿勢を心がけるようにしてください。
背筋がピンと伸びているだけでも若々しく見えますし、顔のお肉も下に垂れにくくなるので日ごろから気を付けていきましょう。
食生活を見直す
食生活を見直すだけでもフェイスラインのたるみは解消されます。
ラーメンや濃い味付けの食事など塩分の摂りすぎや、冷たい飲み物など体を冷やすものはむくみの原因になります。
さらにパンやパスタなど柔らかい食事ばかりしていると噛む回数が減るのでフェイスラインのたるみにつながります。
バナナや海藻類などカリウムを多く含むものや、噛み応えのある肉や小魚などを食生活に取り入れてみて下さい。
適度な運動をする
運動不足は顔のむくみや体全体のたるみにつながります。
歩くだけでも運動になります。
子どもとの散歩や家でのストレッチなど簡単にできる適度な運動をはじめてみて下さい。
フェイスラインエクササイズで得られるメリット

フェイスラインエクササイズを始めることで得られるメリットはたくさんあります。
こうなりたい!と思って続けるだけでもやる気は倍増します。
フェイスラインエクササイズを続けて、たくさんのメリットを実感してみて下さいね。
スッキリ小顔にみえる
フェイスラインエクササイズで表情筋が鍛えられると、顔がスッキリと引き締まり小顔になります。
むくみや余分なたるみが解消すれば小顔になるだけでなく、若々しくも見えるのでいいことづくし。
体重そのままでも痩せてみえる
フェイスラインがたるんでいると、痩せても太ってみえます。
逆にフェイスラインがスッキリすると体重がそのままでも「痩せた?」と言われること間違いなし!
体重を無理やり落とさなくても、フェイスラインがシャープになるだけで痩せてみえるのでエクササイズをやらないのはもったいない。
血行が良くなってむくみが解消される
フェイスラインエクササイズを毎日行うことで、表情筋が活発に動くので代謝が良くなり血行が促進されます。
血行が良くなると太ってみえる顔のむくみも解消します。
口周りが鍛えられて顔のたるみの予防になる
顔のたるみは老け顔に見える原因です。
フェイスラインエクササイズで口周りの筋肉を鍛えることでアゴや頬のあたりがスッキリするので顔のたるみ予防になります。
まとめ
たるみやすいフェイスラインをスッキリさせると、グッと印象が良くなります。
フェイスラインエクササイズで口周りを鍛えたり、食生活、姿勢などを見直すことでフェイスラインのたるみは予防できます。
スッキリとしたフェイスラインを手に入れるためにも、今日からエクササイズを始めてみませんか?