産後に顔がたるんでしまう大きな原因は、コラーゲンの減少です。
それがわかった私は、「コラーゲン摂ってお肌をぷりぷりにするぞ!」と意気込んでコラーゲン配合のものを探していたら、いきなり出くわした「コラーゲンは食べても意味がない」という情報。
でも、「あれ?そうなの?でも、フカヒレやすっぽんを食べた翌朝はお肌ぷるぷるになるっていうよね?どっちが正しい情報なの?」と疑問がますます湧きました。
そこで、産後の顔のたるみとコラーゲンの関係をかなり詳しくリサーチしてみたところ、答えがわかったのです。その答えは、
コラーゲンの摂取は意味がある!
ただし、口から食べても意味がない!
この事実を知らない限り、どれだけコラーゲンに注目しても産後の顔のたるみは解消しません。
そこで、この記事では、私が調べ尽くしたコラーゲンを上手に取り入れて顔のたるみを予防・改善する方法を紹介していきます。
コラーゲンの事を知って攻略していけば、コラーゲンを増やすことができますよ。
そもそもコラーゲンって何?

そもそもコラーゲンってどんな働きをしているか知っていましたか?
何となく肌をぷるぷるにしてくれるものっていうイメージですよね。
お肌をぷるぷるにしてくれる役割もあるんですが、他にもいろんな働きをしてくれているんです。
コラーゲンは私たちの身体を作るタンパク質の約30%を占めていて、骨、皮膚、筋肉、脂肪などいろんな部分で重要な働きをしてくれています。
その中でも皮膚はコラーゲンが真皮の約70%を占めていて、網目状になって肌の弾力を支えてくれています。
真皮が元気だと表皮にもハリがあってキレイな状態です。
でも、コラーゲンが減少してしまうと、その部分の皮膚を支えきれなくなってしまって、皮膚全体の弾力がなくなり、顔のたるみに繋がってしまいます。
だから、顔のたるみ対策には、このコラーゲンを増やすケアをする事が大切になってくるんです。
コラーゲンは食べても意味がない?

なぜコラーゲンは食べても意味がないといわれるのでしょうか?
コラーゲンはたんぱく質の一種です。
食べるとアミノ酸になって、小腸から消化吸収されて骨や関節、皮膚などの材料になります。そして、必要とされている場所に使われます。
どれだけ作られてどこに使われるのかは、ホルモンなどが指令を出します。
意味がないと言われている理由は、コラーゲンを食べてもそのまま肌に届くわけではないからです。
でも、最近の研究ではコラーゲンを食べることで、コラーゲンやヒアルロン酸など肌弾力に必要な成分を作り出す線維芽細胞に働きかけてくれることがわかっています。
線維芽細胞が活発化すればコラーゲンを生み出す力も高まります。
そのままコラーゲンになるわけではなく体の中で新しいコラーゲンを作るもとに働きかけているので、コラーゲンを食べることは意味があるという事です。
コラーゲンは体に必要なもの。積極的に食べていきたいですよね。
産後にコラーゲンが減少してしまう5つの理由

コラーゲンは加齢とともに減少していくものです。
悲しいことに産後はさらにコラーゲンを減少させてしまう5つの理由があります。
何がコラーゲンを減少させるのかを知って、対策をしていきましょう。
産後のホルモンバランスの乱れ
産後は妊娠中に増えた女性ホルモンが急激に減ってしまいます。それが原因でホルモンバランスが乱れやすくなっています。
女性ホルモンは肌のコラーゲンを維持する役割もあるので、女性モルモンが減少するとコラーゲンも減少しやすくなります。
産後半年ほどで女性ホルモンは正常に戻ってくるものですが、育児疲れなどで血行不良が続くと元に戻らないこともあるので、生活習慣の見直しが必要です。
忙しい育児で溜まるストレス
「赤ちゃんが泣き止まない」「離乳食を食べてくれない」など、やることがたくさんあるのに、思うように育児ができないとイライラしたり悲しくなったりとストレスが溜まっていきますよね。
ストレスはため込んでしまうと、体の中に活性酸素を大量に生み出してしまいます。
活性酸素は健康な細胞を酸化させてサビさせたり、肌の弾力に必要なコラーゲンまでも破壊してしまいます。
活性酸素を発生させないためにも、ストレスをため込まないことが大切です。
歌ったり、笑ったりと子どもと一緒にできるストレス発散方法やボーッとする時間を作るなど、上手にストレスをため込まない工夫をしてみて下さい。
紫外線による肌老化
ストレスと同じように体の中に活性酸素を大量に発生させてしまうのが紫外線。
活性酸素がコラーゲンを破壊してしまうことで、顔のたるみだけじゃなくシミやシワの原因にもなります。
産後は家にいることが多くなり、すっぴんのまま過ごすママも多いですよね。
少しの時間だからと洗濯物を干しにベランダに出たり、室内でも窓の近くにいたりするだけでも紫外線をじわじわと浴びてしまっています。
外出するときは、ファンデーションだけでも塗るようにしてください。
家の中にいる時は、わざわざ日焼け止めを塗るって思うと面倒になるので、UV効果のある乳液などを利用して、スキンケアで習慣化すると楽ですよ。
授乳やダイエットによる栄養不足
ママの栄養分は赤ちゃんが健康に成長するために優先的に母乳にまわされます。ですから、毎日栄養のバランスの摂れた食事をとる必要があります。
育児に忙しく食事のバランスまで考えていられない、早く体型を戻したいからダイエットをしているなど偏った食生活をしていると栄養が不足してしまいます。
特にタンパク質やコラーゲン生成を助けるビタミンなどの栄養素が不足すると体内のコラーゲンは減少していきます。
ママの身体と赤ちゃんのためにも栄養バランスを考えた食生活を心がけてください。
スキンケアに手間がかけられない
育児が忙しいと自分のことはどうしても後回しになって、スキンケアがおざなりになってしまいます。
でも、スキンケアをサボっていると産後はお肌もデリケートなので、肌が乾燥してお肌がボロボロになってしまいます。
肌が乾燥するとバリア機能が崩れやすくなるので、紫外線の影響も受けやすくなってコラーゲンもダメージを受けます。
後から後悔しても遅いので、スキンケアに高保湿の成分やコラーゲンを増やしてくれる成分が入っているものを使って、朝・夜とスキンケアで保湿してくださいね。
育児中でもできる!コラーゲンを増やす対策

コラーゲンが減少してしまうことで起こる顔のたるみ。
少しでも顔のたるみを予防するために、コラーゲンを増やす対策をしていきましょう。
育児中でもできる簡単なことばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。
コラーゲンを生成する美容成分配合化粧品を使う
毎日のスキンケアをコラーゲンの生成をサポートする成分配合の化粧品を使うことで、日々コラーゲンケアができます。
コラーゲン配合の化粧品は、保湿効果はありますが、分子が大きいので塗っても肌の奥へは届きません。
乾燥によるたるみには少しは効果がありますが、コラーゲンを増やすことはできません。
コラーゲンを増やすには、コラーゲンを生成してくれる美容成分配合の化粧品を取り入れることです。
- ビタミンC誘導体…体内のコラーゲン合成に必要な成分
- ナイアシン(ビタミンB3)…コラーゲンの合成を高め、肌にハリを与える
- レチノール(ビタミンA)…肌のターンオーバーを正常化しコラーゲンを増やす
これらの美容成分は、お肌に浸透しやすく、コラーゲンを作り出す線維芽細胞に働きかけてコラーゲンの生成を促してくれます。
朝・晩のスキンケアでコラーゲンを増やしていきましょう。
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徹底的な紫外線対策
出産直後は家にいることが多くても、子どもが大きくなるにつれ、散歩や保育園の送り迎えなど外出する機会も増えます。
育児に追われてバタバタしているとついUVケアをサボってしまいがち。
そのまま外出してうっかり日焼けをしてしまったら、紫外線ダメージでコラーゲンが減少してしまいます。
気づいたら「顔のたるみ・シミ・シワ!」なんて事にならないためにも徹底的な紫外線対策が必要です。
- 家にいる時でもUV効果のある乳液などを使う
- つばの広い帽子をかぶる
- 外出時は必ず日焼け止めを塗る
- 紫外線が強い昼間は外出しない
他にもサングラスやアームカバーなどアイテムを使って紫外線予防するのもいいですね。
コラーゲンを破壊してしまう活性酸素を大量に発生させないためにも、紫外線は徹底的に避けて生活をしていきましょう。
質のいい睡眠をとる
睡眠は成長ホルモンを分泌させるとっても大切なものです。
成長ホルモンは肌のターンオーバーを促進させてコラーゲンの成長促進にも大きく関わっています。
産後は、授乳や夜泣きの毎日でまとまった睡眠がとれないのでなかなか難しいのが現実。
本当なら最低6時間以上の睡眠をとりたいところですが、眠ってから最初の3時間で成長ホルモンが活発になるので3時間まとまって睡眠がとれたら良しと思っておくといいですね。
授乳中は3時間も難しい時があります。あまり寝なきゃと思いこむと逆にストレスになってしまうので、横になれる時は10分でも眠るようにして、こまめに睡眠をとってください。
子どもがまとまって睡眠をとれるようになったら、一緒に3時間以上、6時間以上と増やしていってくださいね。
たまには家族に甘えることも大切です。
質のいい睡眠をとって、コラーゲンの成長を促進していきましょう。
サプリメント・ドリンクでコラーゲンを増やす
コラーゲンを含む食品は高脂質でカロリーも高いものが多いです。なかなか食事から摂るのは難しいなという時に役立つのがサプリメントやコラーゲンドリンクです。
授乳中でも安心して飲めるものも多く、吸収されやすい低分子コラーゲンや再生力が高いものもあるのでそういう商品を探して利用するといいですね。
でも、サプリメントやドリンクも飲んだからといって、そのまま体に吸収されるわけではなく、食品と同じように一度アミノ酸に分解され必要な場所に使われます。直接肌のコラーゲンになるわけではないんです。
だから飲んだ翌日はお肌がぷるぷるなんて事は残念ながらありません。
食事だけでコラーゲンを摂取し続けるのは大変なので、サプリメントやコラーゲンドリンクなどを上手に利用して、毎日摂り続けることが大切です。
コラーゲンを生み出してくれる食品を食べる
体の中からコラーゲンを増やすには毎日の食事から摂り入れることが一番です。
コラーゲンを増やすためにコラーゲンが豊富なものを食べよう!と思いがちですが、コラーゲンを豊富に含む食品は高脂質のものが多く高カロリーで多くを食べることができません。
コラーゲンを生み出してくれる食品をバランス良く食べることが一番効率的です。
肌の材料になるたんぱく質
お肉や魚、卵、大豆製品の良質なたんぱく質は肌のハリを支えるコラーゲンの材料になります。毎食色々な食材からバランスよく摂取してください。
鶏のささみ肉、牛・豚もも肉、納豆、さけ、かつお、卵など
コラーゲン生成に欠かせないビタミンC
ビタミンCはコラーゲンの合成を助ける効果があるので欠かせません。
他にも美白効果や抗酸化力も高いので老化予防にも積極的に摂りたい栄養素です。
果物にも多く含まれますが、体を冷やしやすいので野菜から摂るのがおすすめです。
じゃがいも、パプリカ、ブロッコリー、れんこんなど
抗酸化力の高い食品で肌老化を防ぐ
コラーゲンの大敵「活性酸素」をやっつけてくれるのが抗酸化力です。食品からも抗酸化力の高いものを取り入れることで肌の老化を防いでくれます。
抗酸化力の高い栄養素の代表がビタミン類です。特にビタミンA・C・Eが抗酸化力が高いので積極的に取り入れていきましょう。
他にもポリフェノールやカテキン、リコピンなども抗酸化力が高い栄養素です。
小松菜・ブロッコリー・キャベツ・にんじん・レバー・アボカド・胚芽・かぼちゃ・ほうれん草・鮭・トマトなど
タンパク質やビタミンC、抗酸化力のある食品を中心に、他の栄養素もバランス良く食べることでコラーゲンを保ってくれる健康な肌を作り出すことができます。
栄養を意識して食卓に並べて下さい。
顔のたるみに効かせる!コラーゲンの効果を上げるコツ

せっかくコラーゲンを増やす対策をしたなら、しっかりと顔のたるみに効かせたいですよね。
よりコラーゲンの効果を上げるコツを紹介していきます。
コラーゲンを増やす対策を続ける
コラーゲンを増やしてくれる成分が入っている化粧品や食べ物を食べたからといってもすぐに効果がでるわけでもありません。
しかもコラーゲンは分解・合成を繰り返して、新しいコラーゲンが生まれては失われていきます。
だから、できるだけコラーゲンの減少を防いで、毎日コラーゲンの生成を助けてくれる成分を摂り続けることが大切なんです。
無理せずに続けられる方法でコツコツ摂り続けてお肌のコラーゲンを増やしていきましょう。
コラーゲンを増やす食事は夜食べる
寝ている間に血液が体中に巡り、体のすみずみにまで栄養を届けてくれます。
寝る1~2時間前にコラーゲンを生み出す栄養を摂取するとコラーゲンを効率的に作り出してくれます。
寝る直前に食べるのは難しくても、夕食にコラーゲンの材料となる食材を取り入れるようにすると朝・昼に食べるよりも効果があがりますよ。
肌のターンオーバーを正常化させる
お肌のターンオーバーとは、肌の新陳代謝のことで肌が新しく生まれ変わることをいいます。
ターンオーバーの周期=自分の年齢×1.5~2倍が目安で、個人差があります。
このターンオーバーが乱れていると、はがれるはずの角質が肌に残ったり厚くなることで肌が硬くなってしまいます。
肌が分厚く硬くなると、いくらいい成分が入った化粧品でスキンケアをしても成分が届かずに効果を発揮できません。
肌のターンオーバーを正常化させるには、睡眠・バランスの良い食事・適度な運動など生活習慣を整えることが大切です。
新しいコラーゲンを作り出すために、肌のターンオーバーを正常化させ新陳代謝を活発化させていきましょう。
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まとめ
産後はコラーゲンが減少しやすく顔もたるみやすくなるので、気づいた時に改善するのが一番です。
コラーゲンを減少させてしまう生活習慣を見直して、毎日コツコツと外から中からコラーゲンを増やす対策を続けることがポイントです。
育児の合間にできることから始めて、ピンとハリのある肌を手に入れましょう。