- 産後の腰痛や恥骨痛がつらい
- 産後ダイエットがなかなかうまくいかない
こういった理由で産後に骨盤矯正したいママはとても多いのですが、いざ骨盤矯正すると言っても「整体院に通う時間」と「通い続ける治療費(お金)」の問題があって、治療に踏み出せていない人の方が多いようですね。
でも実は、お金をかけずに自力でしっかり骨盤矯正をすることは可能ですよ。
もちろん、即効性はありません。今日始めて、明日には効果が出るという方法などありません。

つまり、どの方法を実践するにせよ、ある程度の期間は必要です。
月単位で時間がかかることだけはご理解ください。
それだけ理解しておけば、自分でもちゃんと骨盤矯正の効果はでてきます。
この記事では、産後に骨盤矯正したい全てのママのために、私の経験を踏まえて、自力で自宅でもできる骨盤矯正について、やり方や効果までしっかり解説していきます。

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骨盤矯正は自力でもできる?その効果は?
骨盤矯正というと、整体などで整体師さんや柔道整復師さんから施術を受けたり、ヨガやピラティスなどの教室に行って骨盤矯正のプログラムを受けたりといったイメージがあるかもしれません。
でも実際のところ、産後の骨盤矯正は自宅でもできます。
そこで、まずは自分でやるのとプロにやってもらうのはどう違うのか確認しましょう!
プロの施術と自力ケアの違い
骨盤矯正をプロにやってもらうか、自分でやるかの違いは「現時点の歪みを正確に把握し、それに対してピンポイントにアプローチできるかどうか」です。
柔道整復師などのきちんと資格を持ったプロに診てもらうと、どこがどのように歪んでいるか、どういった施術をすればよいかを把握したうえで骨盤矯正をしてもらえるので、自力でやるよりも歪みが戻るが早いです。
自分だけでやるとなると、状態の把握やケアの方法の正確さなどはやはり劣る部分があります。
ただし、整体でプロの施術を受けるといっても実は整体師という資格はなく、整体院や術者によって技術に大きく差があります。

骨盤矯正を自力で行うメリットとデメリット
自分で骨盤矯正を行うメリット・デメリットを簡潔にお伝えします。
デメリット
- 自分の骨盤の状態
- 正確なケア
が判断しづらいことが自力で骨盤矯正をするデメリットです。
しかし、自分で骨盤矯正をするメリットもたくさんあります。
メリット
- お金がかからない
- いつでもスキマ時間で行える
- いつまで通わなければならないんだろうという漠然とした不安を感じなくて済む
では1つずつ解説しますね。
お金がほとんどかからない
後ほど詳しく説明する自力で骨盤矯正する方法は、ほとんどお金はかかりません。
かかったとしても、本やDVD、骨盤ショーツなど数千円のみ。
整体などに通うと、施設にもよりますが相場的に1回3000円程度かかることが多いです。
また、産後の骨盤矯正で通う回数的には5~10回が平均となっていますが、施設によっても様々。
プロの施術が受けられるとはいえ、なかなか痛い出費ですよね。
スキマ時間でいつでも骨盤ケアができる
自宅で行う場合、昼でも夜でも気にすることなく少し時間ができたら骨盤体操などができます。
実はこれがとても重要です。
整体などに行くとなると、スケジュールを確認して、予約を取って、30分~1時間などの施術を週に1回とか月に1回とか受けに行くことになるのですが、これって実は落とし穴が…。
そもそも赤ちゃんがいると、ちょうどその日に熱を出してしまったり、授乳のタイミングが合わなかったりしてキャンセルせざるを得ないことも多いですよね?
整体に通い始めて戻りかけた骨盤も、それを支える筋力が弱かったりするとまた歪んでしまうことが多々あるので、定期的に通えないと効果は半減してしまいます。
つまり整体に通っていたとしても結局自宅で骨盤体操をしたり、筋トレをしたりして矯正した骨盤を維持する努力は必要ということです。
それならばいっそ自力で骨盤矯正にチャレンジするのも手です。
通い続けることへの不安を感じることがなくて済む
いつまで通う必要があるの?あと何回出費が必要?正直、予定を調整して予約して通うのもすごく大変…
こんな風に通うことがいろんな面でちょっとしたストレスに感じることもありますよね。
そうこうして結局途中で通わなくなってしまうこともあるかもしれません。
自力でやる場合、続ける意志こそ必要ではありますが、そういったお金や時間、気持ちの面での漠然とした不安を感じ続けずに済みますよ。

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産後に自力で骨盤矯正をする3つの方法
自分の歪みの状態が分かったところで、さっそく自力での骨盤矯正に取り掛かりましょう!
方法は大きく3つです。
体操、ストレッチ、エクササイズで骨盤矯正
まず一つ目は、体操やストレッチなどで骨盤の歪みを矯正するという方法。
どこかに習いに行かなくても、ネット動画、DVD、本などでやり方は十分学べます。

骨盤矯正のプログラムがあるおすすめの動画チャンネル
かなり分かりやすく、かつ、短い時間でできるものを動画で紹介してあります。
まずはここで骨盤矯正のプログラムを探してやってみるのがおすすめです。
他にはこちらの動画もわかりやすいですね。
寝ながらできる骨盤矯正で実践しやすい動画ですね。
骨盤矯正におすすめの本
毎日ストレスなく続けやすい、簡単で分かりやすいものがたくさん紹介されています。
自力整体―腰痛・ひざ痛・全身の不調を治す骨盤調整法 DVD付
DVDもついていますが、本だけでもとても分かりやすく自力整体のやり方が載っています。
DVDは赤ちゃんがいて本を開けないときなどにテレビで流しておけば便利です。
姿勢を見直して骨盤矯正
姿勢を見直すことは、意外かもしれませんが骨盤矯正には効果的です。
「姿勢を見直すだけ?そんなので骨盤が治ったら苦労しないよ」と思うかもしれませんが、姿勢の見直しはあなどれません。
実際、
ダイエット停滞していたけど、意識して足組みをやめたら1か月で2キロすっと痩せた
嘘みたいだけど、腰痛が和らいで、腰まわりがスッキリした
という声は少なくないんです。
正しい立ち方
耳・肩・骨盤・くるぶしが一直線になるのが正しい立ち方です。
猫背、反り腰にならないように気をつけましょう。
正しい座り方
耳・骨盤・お尻が一直線で、お尻・膝・つま先でつくるラインが直角であるのが理想的な座り方です。
人に見てもらって姿勢をチェックしてもらうのが理想ですが、なかなか難しいですよね。
そういった場合は、まず、以下の点を意識して座るようにすればOKです。
- 深く腰掛けすぎない
- 背もたれにもたれかからない
- アゴを突き出したような姿勢(猫背)にならない
【寝ている間も矯正できる!】骨盤ガードルや骨盤ショーツなどで骨盤矯正
3つ目が骨盤ガードルや骨盤ショーツなどを使って骨盤矯正する方法です。
これらの最大のメリットは、履くだけでOK、寝ながらでも骨盤矯正ができるという点。
骨盤矯正効果を高めたいなら、骨盤ショーツ+骨盤ストレッチなどのように、運動と併用するのがおすすめです。
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骨盤矯正は自分でやっても危なくないの?気になる2つの注意点
骨盤矯正は自分でやれる範囲のことは特に危険はありません。
しかし、あえて挙げるとしたら2点、気をつけてほしいことがあります。
痛いときは無理をしない
骨盤体操やストレッチ、エクササイズなど自分でできる骨盤矯正法はたくさんありますが、どれも痛くない範囲で行いましょう。
腰が痛いのに我慢して続けるといったことは痛みを悪化させるだけでなく、今不調のないところにも痛みや違和感が生んだりなど悪影響を及ぼします。
体調を優先する
骨盤矯正よりも今の体調を優先しましょう。
風邪を引いた、ぎっくり腰になったなどのようにはっきりした症状がなくても、なんとなく体が疲れて重いとか寝不足でしんどいというときは睡眠を優先して体調の回復に努めてくださいね。
骨盤の歪みを放置すると現れる6つのリスクが怖い
骨盤の歪み、治すの大変そうだし、もう諦めてもいいか・・・
ちょっとそんな気持ちになっていませんか?
今はそこまで辛くなくても、このまま歪んでいる状態が続けば怖いリスクもあるんです。
代謝が低下する
骨盤の歪みや開きによる血流やリンパの流れの悪化によって、基礎代謝が低下します。
代謝が低下するということは、脂肪を燃焼させる力が弱まるということ。ゆえに痩せにくくなるというリスクがあります。
体型が崩れる
下半身太りやポッコリお腹などの体型の悩みを引き起こします。
骨盤の歪みや開きのために内臓が下の方に落ちるためにお腹がポッコリと出てしまいます。
また、筋力バランスの崩れにより代謝が落ちること、使われない筋肉が弱まりそれを支える筋肉が過度に発達することなどから太ももがパンパンになったりします。
下半身がむくみやすくなる
骨盤の歪みによって体内の血流やリンパの流れが悪くなるために、体内の老廃物や不要な水分などが排出されにくくなるのでむくみやすくなります。
姿勢が悪くなる
姿勢が悪いことで骨盤が歪むのですが、それを支えるためにどうにかしてバランスをとろうとするため、さらに姿勢が悪くなるという悪循環が起こります。
生理痛がひどくなる
骨盤が歪むと一番に悪くなるのは骨盤内の血流です。
骨盤内の子宮や卵巣などの血流の悪さや冷えにもつながるため、生理痛が酷くなる可能性があります。
[参考文献] ひどい生理痛を和らげる9つの方法|カラダのキモチ
肩こり・腰痛が悪化する
骨盤内の血流やリンパの流れの悪化、筋力バランスの崩れは全身に影響を及ぼします。
それをかばうために筋肉にさらに負担がかかったり、姿勢が崩れたりして腰痛が起きます。
また、背骨でつながっている肩にも肩こりという姿で影響が現れます。
自力で骨盤矯正…その前に!知っておきたい今の自分の骨盤の歪み度
骨盤には歪みのパターンがいくつかあります。歪みのパターンが2つ以上重なっている場合もかなり多いです。
骨盤の歪みは3パターン
骨盤の歪みには前後・左右・上下の3つがあります。
骨盤が前後に傾いている
骨盤が前後に傾いているこのタイプは、反り腰や猫背などになりやすいために以下のようなことが症状として出てきます。
- 腰痛
- 太ももの前面がパンパンに張る
また、猫背や反り腰のために膝を曲げた歩き方をしがちなので、ふくらはぎや足首も太くなります。
骨盤が左右に広がっている
骨盤が左右に広がっているこのタイプは、お尻や腹部の筋肉が使えていないので、以下のようなことに悩まされがちです。
- お尻の垂れ
- お尻と太ももの境目がはっきりしない
- 生理痛などの女性特有の体の不調
女性特有の不調というのは、内臓が下がって子宮や卵巣も圧迫されてしまうために起こります。
O脚気味の人が多いのも左右に広がっているこのタイプです。
骨盤が上下にずれている
お腹や腰回りに脂肪がつきやすくなります。
また、左右の脚の長さに差があるために体全体の歪みを起こしやすくなります。
自分の骨盤の歪みチェックをしよう
最初に今の骨盤の歪み具合を把握しておくことで、自己ケア前後での効果を測ることができます。
なんとなくやるよりは効果が分かる方が続きやすいのでぜひやってみることをおすすめします!
骨盤をチェックする4つの方法
骨盤の歪みチェックには簡単にできる4つの方法があります
両足の開き具合でチェック
足を前に伸ばして座り(長座)、力を抜きます。
この時に、両つま先が均等にV字に開くのが問題ない状態。
つま先の開き方に左右差があれば、歪みがあると考えられます。
片足立ちでチェック
左右それぞれの足で15秒間片足立ちをします。
- 15秒間静止できない
- 左右で立ちやすさに差がある
といった場合には立ちにくかった方に歪みがあると考えられます。
足踏みでチェック
目を閉じた状態で、その場で50回足踏みをし、最初の位置からどう動いているかをチェックします。
最初の位置から左に動いていれば左側、右に動いていれば右側の骨盤に歪みがある可能性が高いです。
同様に、前に動いていれば骨盤の前傾、後ろに動いていれば後傾が考えられます。
左右の肩の高さを見てチェック
鏡や写真などで自分の両肩の高さをチェックします。
右が下がっていれば、骨盤が右下がりになっている可能性があります。
まとめ
この記事でご紹介した自力で骨盤矯正する方法を見て、「あ~やっぱりそれしかないのか・・・」と思ったあなた。
そうなんです。実際のところ、自力で骨盤矯正をするには時間をかけてコツコツやるしかないんです。
しかし、ちょっとはっきり言ってしまうと、いくら整体でお金をかけて骨盤矯正をしたとしても、それをサポートする骨盤ベルトや治した骨盤を維持できる筋力などがあなたになければすぐに元通りです。
だったら、よっぽど歩けないほど腰痛が辛いとかでなければセルフケアした方がずっと効果的ですしお金の節約にもなります。
整体行こうかな、どうしようかな、と迷っているならまずは、まずは骨盤矯正ショーツなどを履いてみて、自宅でできるケアから初めてみてはいかがでしょうか。