産後の肌荒れは、ホルモンバランスの乱れが大きく影響しています。
では、この肌荒れ、いったいいつまで続くのでしょうか?
産後特有のホルモンバランスが原因であれば、今は、肌荒れをどうすることもでできないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
- ホルモンバランスが整うのはいつ頃?
- ホルモンバランスを早く整えるためにできることはあるの?
- ホルモンバランスより先に、とにかく肌荒れを何とかできないの?
この記事では、ホルモンバランスが整う時期だけはなく、ホルモンバランスを整えるためにできること、そして肌荒れ改善のためにできることを紹介しています。
もしかしたら、産後にありがちな「あの行動」を繰り返していませんか?
それは、知らず知らずのうちに、ホルモンバランスの乱れを長引かせています。
さっそく今日からホルモンバランスを整えるケアを初めて、1日も早く肌荒れを改善させましょう。
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産後のホルモンバランスが整う時期と生理・授乳との関連性
産後のホルモンバランスが整う時期には個人差がありますが、生理と授乳の2つがポイントになっています。
ここでは、産後のホルモンバランスの特徴について簡単に解説しますので、まずは、今の自分の体の状態を把握しましょう。
妊娠前・妊娠中・出産後のホルモンバランスの特徴
妊娠前・妊娠中・出産後の変化で、最も注目すべきは、以下の2つの女性ホルモンです。
- エストロゲン(卵胞ホルモン)
- プロゲステロン(黄体ホルモン)
この2つの女性ホルモンの変化を簡単にまとめると、以下のようになります。
エストロゲンとプロゲステロン | |
妊娠前 | 月経周期と連動し交互に増減 |
妊娠中 | 増加し続け分娩前にピーク |
出産後 | 一気に減少 |
そしてもう一つ、産後の母乳分泌に関わる「プロラクチン」というホルモンがあります。
このプロラクチンには、排卵を抑制させ、生理再開を遅らせる働きもあります。
このように、妊娠から出産、その後の授乳期においては、女性ホルモンのバランスがめまぐるしく変化します。
それに加え、慣れない育児によるストレスで、産後のホルモンバランスはなかなか安定しません。
産後のホルモンバランスの乱れからくる主な症状4つ
このような産後の急激なホルモンバランスの変化によって、様々な体の変化・不調が現れます。
その中でも、産後ママの誰もが経験する代表的な症状は以下の4つ。
- イライラ・不安などの精神不安定
- ニキビや湿疹などの肌荒れ
- 抜け毛
- 体力・免疫力の低下
症状の現れ方や程度には個人差がありますが、ホルモンバランスが整っていくにつれ、次第に元に戻っていきます。
だだし、肌荒れと体力・免疫力の低下は、比較的ダラダラと続きやすい傾向にあります。
特に肌荒れは、悪化すると色素沈着など跡が残るリスクもあるので、早めのケアが大切です。
産後のホルモンバランスが整う平均的な時期
産後のホルモンバランスが整う時期は、出産年齢や初産婦か経産婦かによっても異なります。さらに、生活習慣やストレスにも左右されるため、個人差が非常に大きいです。
それらを踏まえた上で平均すると、ホルモンバランスが整う時期は、産後1年前後が目安です。
早い人は産後2~3か月で回復していきますが、遅い人は産後2~3年経ってもホルモンバランスの乱れが続いたままです。
つまり、いくつかの要因が重なると、ホルモンバランスの乱れが長期化してしまうということです。
「産後の肌荒れはそのうち治る」と放っておくよりも、ホルモンバランスに着目したケアをすることが、肌荒れ改善の近道になります。
生理再開と授乳との関連性
産後の生理再開は、体が回復してきた1つの目安にはなります。
ただし注意しておきたいのは、生理が再開したからと言ってホルモンバランスが整っているとは言えないということです。
生理が再開しても、排卵を伴わない「無排卵月経」の可能性もあります。
以下のような症状はありませんか?
- 出血量少ない or 多い
- 生理日数が短い or 長い
- 生理周期が不安定
一方、産後1年が経過しても生理が再開しない場合、少し心配になってくるかもしれませんが、それ自体はあまり心配する必要はありません。
1日あたりの授乳回数が6~7回以上、あるいは夜間授乳が続いている場合、産後1年以上経っても生理が再開しない人は一定数います。
生理を再開させるために、無理に断乳する必要はありません。
まずは、授乳を継続しながら、ホルモンバランスを整え、肌荒れ改善に努めることが大切です。
なお、卒乳して3ヶ月が経過しても生理再開の兆しがない場合、または生理不順が深刻な場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。
参考文献 産後の避妊法 - 日本産婦人科医会
産後のホルモンバランスを早く整えるための6つの対策
産後のホルモンバランスを早く整えるための対策は、ほとんどが自宅で簡単にできる内容です。
とは言え、いきなり全てをきっちり実行するのは難しいはずです。
まずは自分にとって楽にできるところから初めて、少しずつ日々の生活に落とし込み、習慣化させましょう。
規則正しい生活を心掛け、起床・食事・就寝のタイミングを一定に保つ
ホルモンバランスを整えるために必要不可欠なのは、やはり規則正しい生活です。
24時間体制で赤ちゃんのお世話をするママが、規則正しい生活を送るのは確かに難しいです。
まずは、「おおよそ」規則正しい生活を「心がける」ことから始めましょう。
ポイントは3つです。
- 【起床】寝不足で起きられない朝も、いったんは布団から出て日の光を浴びる
- 【食事】大幅に時間がずれ込まないようにし、特に夕食は就寝の2~3時間前までに食べる
- 【就寝】就寝時刻も一定にし、早めに眠る
赤ちゃんの夜泣きなどで、朝方になってようやく眠れた…という日も、いったんは布団から出て、朝の光を浴びてコップ一杯の水を飲みましょう。
その後どうしても二度寝したい場合は、遮光カーテンを閉め切った暗い部屋ではなく、自然光が入る場所で仮眠することがポイントです。
夜間授乳や夜泣きが続いている時は、毎晩赤ちゃんと一緒に21時に寝るようにすれば、毎朝の起床・食事も自然と整います。
まずは、起床・食事・就寝の時間を固定し、それに合わせた家事のやり方やスケジュールを再検討してみて下さい。
ストレッチやヨガ、ウォーキングなど軽い運動で体をほぐす
軽い運動は自律神経を整え、ホルモンバランスの正常な分泌を促してくれます。
室内でできるストレッチやヨガであれば、天候に左右されず毎日少しずつ取り組むことができます。
まとまった時間がとれなくても、途中で中断しても大丈夫。家事と育児の合間に、肩や背中を伸ばしてみましょう。
授乳や抱っこで凝り固まった筋肉をほぐすことで、血行がよくなり身体がスッキリします。
天気がよく体調も良ければ、抱っこ紐やベビーカーで、赤ちゃんと一緒に散歩しましょう。
背筋を伸ばして歩幅は少し大き目に、腕も少し振るように意識しながら歩きます。
1週間に1度、20分程度歩くだけでもOKです。
小まめなストレス発散と毎日のリラックスタイムを取り入れる
ホルモンバランスは、ストレスの影響を大きく受けます。
育児は思い通りに行かないことの連続で、産後は日々ストレスにさらされている状態です。
ストレスをため込んでしまうことのないよう、小まめにガス抜きしましょう。
その日のイライラや不安を育児日記やSNSに書いたり、友達と会って子育ての悩みや愚痴を言い合ったり、時には思いっきり涙を流すことも大切です。
そして、ストレス発散と並行して取り入れたいのが、毎日のリラックスタイムです。
負の感情を吐き出す時とは対照的に、ゆったりと穏やかな気持ちで過ごす時間も作りましょう。
リラックスタイムは、お風呂上りや就寝前が効果的です。
自分1人になれる時間がなくても大丈夫です。
スマホを置いて、赤ちゃんの柔らかい髪の毛をなでながら、優しい気持ちで赤ちゃんに授乳してみて下さい。
少し照明を落として、好きな音楽やアロマ、ハーブティーを楽しむのもおすすめです。
大豆食品と卵、季節の食材を意識して食べる
大豆に含まれるイソフラボンは、エストロゲンという女性ホルモンに似た作用があります。
エストロゲンはまさに美肌効果がある女性ホルモンです。
その大豆食品の中でも特に積極的に食べたいのは、納豆。
納豆に含まれるタンパク質・ビタミン・食物繊維・ミネラルはもちろん、血液サラサラ効果があるナットウキナーゼや、アンチエイジング効果のあるポリアミンなど、いいことずくめの食材です。
納豆ごはんなら、調理の手間もなくサッと食べられるので、育児に忙しいママとの相性も抜群です。
卵もタンパク質やビタミン類の栄養価が高く、卵かけごはんやゆで卵、卵スープなど、扱いやすい食材でおすすめです。
そして、旬の食材はその季節に必要な栄養素を含んでいますので、季節の果物や野菜などを意識しながら、できる限り色々な食材を食べましょう。
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産後に不足する栄養素をサプリで補う
産後の授乳期間中は、母乳を作るために、通常よりもより多くの栄養が必要になります。
産後に必要な栄養を3食の食事でバランスよく摂れるのが理想的ですが、自分で献立を考えて調理するのは不可能でしょう。
そこで一番確実で簡単なのは、産後に不足する栄養素をサプリメントで補うことです。
サプリメントはメーカーも種類も非常に多く、選ぶのが難しいですが、授乳期に特化したサプリがあります。
現役産婦人科医が考えた授乳期専用サプリで、「普段の食事だけでは補いきれない量を配合する」というコンセプトで作られているので、過剰摂取の心配もありません。
産婦人科に相談して漢方薬を処方してもらう
ホルモンバランスの乱れには、漢方薬という選択肢もあります。
漢方薬は、ドラッグストアやインターネットでも購入できますが、種類が多く自分で選ぶのは難しいかもしれません。
産婦人科では、産後特有の症状、それも個人別の症状に合わせて「医療用漢方薬」を処方してくれます。
病院で処方される医療用漢方薬は、ドラッグストアで購入できる一般漢方薬とは異なり、生薬含有量も多く健康保険が適用されます。
もし、生理不順など気になる症状があれば、一度産婦人科へ相談してみましょう。
ただし、漢方薬は即効性がある薬ではないので、効果はゆっくり穏やかなのが特徴です。
漢方薬だけに頼って改善させるのではなく、生活リズムやストレス・食事などの対策と並行していくことが不可欠です。
注意!ホルモンバランスの乱れを長引かせる産後のありがち行動
育児中のママなら、必ずと言っていいほど繰り返している「あの行動」、実はホルモンバランスの乱れを長引かせる原因になっています。
ホルモンバランスを整える努力も無駄になってしまい、肌荒れにも直結していきます。
すぐに100%止めることは難しいかもしれませんが、できる限り回数を減らしていきましょう。
就寝前と夜間授乳中のスマホ
自由な時間がとれない産後のママでも、スマホがあれば、ちょっとしたスキマ時間で買い物をしたり、情報収集をしたり、SNSで友達とコミュニケーションをとったり・・・とても便利です。
ただし、就寝前や夜間授乳中のスマホ操作は、睡眠の質を落としホルモンバランスが乱れる原因となります。
- スマホ液晶の明るい光(特にブルーライト)
- コンテンツから得られる情報
- 様々なアプリから不意に届く通知
これらが交感神経を刺激し、疲れているのに脳が覚醒した状態になってしまうのです。
寝る前1時間と夜間授乳中は、一切スマホを見ないようにするのが理想です。
急には難しい場合は、まずはブルーライトカットフィルムを貼ったり、ナイトモード等で画面の明るさや色味の調整をしましょう。
夜中の授乳時間や回数をスマホで記録している場合は、授乳時間が記録できるLEDライトを活用してみるのも手です。
寝室にはスマホを持ち込まないのが一番ですが、まずは夜間はアプリの通知をOFFにする、枕元よりも少し遠い場所に置く、電源をOFFにするなど、段階的に夜間のスマホ断ちをしましょう。
赤ちゃんと寝落ちしかけた後の家事やテレビ
夜赤ちゃんを寝かしつけた後に、残りの家事を片付けたり、テレビを見てホッと一息ついたりしたいですよね。
でも、赤ちゃんがなかなか寝付いてくれなくて、添い寝していたママが先にウトウトしまうというケースも多いのではないでしょうか。
その後、布団から這い出して家事を片付けて、TVやスマホを見て…というのは、身体にとても負担になります。
いったん身体が睡眠モードになったところを、無理矢理活動モードに引き戻すので、脳は混乱しホルモンバランスも乱れてしまうからです。
特に、TVやスマホなどの強い光は交感神経を刺激するので、その後の睡眠の質も落ちてしまいます。
ママが添い寝をしても赤ちゃんがなかなか寝付いてくれない時期は、割り切って毎日赤ちゃんと一緒に寝るスケジュールで過ごしましょう。
家事のやり方も見直せば、安心して寝落ちできます。
帰宅時間がまちまちの夫の帰りを待つ
毎晩のお風呂や離乳食、寝かしつけをパパに手伝ってもらえたら、とても助かりますよね。
でも、毎日の帰宅時間がまちまちで、しかも帰宅予定時刻を過ぎることが多いパパは、残念ながらここでは戦力外です。
パパの帰宅を待つことで、お風呂の時間や夕食の時間がずれ込んでしまい、毎日の生活リズムが一定になりません。
「早く帰ってきてほしいのに、まだ?」という気持ちで待つことは、ママのイライラにもつながります。
ホルモンバランスの面でも二重に負担がかかりますので、パパの帰りを待たずにスケジュールをこなしていきましょう。
そしてパパには、赤ちゃんの直接的なお世話ではなく、食器の後片付け等の家事を手伝ってもらいましょう。
ジャンクフードや甘い物でのストレス解消
ジャンクフードや甘い物は、疲れている時やイライラした時に食べると、ちょっと一息つけて軽いストレス解消になりますよね。
ただし、これを繰り返すのは危険です。
これらは、一時的にセロトニンという脳内分泌物を増やし気持ちが安定する作用がありますが、これがクセになってしまうからです。
ジャンクフードや甘い物に多く含まれる食品添加物は、ビタミンやミネラルの吸収を阻害し、ホルモン分泌も乱れる原因になります。
胃腸へも負担をかけ、肌荒れを加速させてしまいますので、ジャンクフードや甘い物の買い置きはやめましょう。
シャワーだけで済ませる・濡れた髪の毛を自然乾燥
ホルモンバランスを整える上で、体を冷やさないようにすることはとても大切です。
毎日の育児の中で特に慌ただしいのは、ママ1人で赤ちゃんと自分のお風呂を同時進行させることではないでしょうか。
冬はもちろん春~秋でも、シャワーだけで済ませることなく、お風呂に浸かって身体を温めることが理想です。
ママ1人で短時間しかお風呂に浸かれない場合は、赤ちゃんや自分の体を洗いながら足湯をすれば、温浴効果を補えます。
さらにお風呂上り、自分の髪の毛をドライヤーで乾かす時間がとれず、自然乾燥で済ませていませんか?
濡れた髪の毛を放置すると、首すじや肩が冷え、そのまま全身の冷えにつながります。
- ドライヤーを固定するクリップやスタンドを利用して、授乳しながら髪の毛を乾かす
- 髪の毛の長さや、髪の毛を洗う頻度を見直す
- 自分の髪の毛は、赤ちゃんの昼寝中に洗って乾かしておく
いくつかの工夫を組み合わせて、身体を冷やさないように気を付けましょう。
足首の冷え対策を何もしない
冷え対策として有効なのは、身体の「首」がつく部分、すなわち「首」「手首」「足首」を温めることです。
その中でも特に足首は、意識して冷え対策をする必要があります。
妊娠中は冷え対策に気を遣っていたのに、産後は無頓着になるママが多いです。
真夏の就寝時であっても、足首をむき出しにしたまま寝ないようにしましょう。
自分が「寒い」と感じていなくとも、身体は正直です。
足首をむき出しにしたまま寝ることで、確実に体は冷え、ホルモンバランスは乱れます。
就寝時は、冬ならゆったりモコモコの靴下やレッグウォーマー、夏は綿素材のトゥレスソックスが快適です。
産後の代表的な肌荒れ5つとすぐできるスキンケア
産後のホルモンバランスが原因となる肌荒れは、人によって症状は様々ですが、代表的なものは次の5つです。
それぞれの症状に対応したスキンケアも紹介しますので、まずは肌荒れの悪化を防ぎましょう。
ホルモンバランスを整える努力と並行して、スキンケアも続けることが大切です。
ニキビ・吹き出物にはニキビ専用基礎化粧品が効果的
産後のお肌は水分・油分のバランスも悪く、とても敏感な状態です。
これまで、問題なく使っていた化粧水や乳液が、合わなくなっていることも考えられます。
ニキビ・吹き出物が続いている場合は、ニキビ専用の基礎化粧品に切り替えて様子を見ましょう。
肌のターンオーバー周期を考慮して、最低でも1ヶ月は継続利用することが大切です。
ファンケルのアクネケアのお試しキットは、化粧水と乳液がたっぷり1ヶ月分試せて、送料無料1,000円(税込)です。
もし、肌に合わない、効果を実感できない、という場合でも、無期限返品保証がついているので安心です。
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乾燥肌には赤ちゃんにも使えるプロペトで保湿
産後のしつこい乾燥肌は、バリア機能が失われ、ささいな刺激でヒリヒリしたり痒かったりします。
市販の乳液やクリームでは保湿力が物足りない…という場合は、プロペトの出番です。
プロペトとは、白色ワセリンよりもさらに純度が高く精製されたものです。
プロペトは、赤ちゃんのオムツかぶれ防止や保湿剤として小児科や皮膚科でもよく処方されますので、赤ちゃんはもちろんママも安心して使うことができます。
ステロイドなどの塗り薬とは異なり、皮膚を保護するシンプルな保湿剤なので、塗りすぎの心配もありません。
こまめにプロペトを塗り直すことで、肌を保護し、外部刺激から受けるストレスを緩和してくれます。
シミ・そばかすにはビタミン剤で内側からケア
妊娠中に増加するホルモン「プロゲステロン」には、メラニン色素を増やす働きがあります。
産後はこのプロゲステロンが一気に減少するため、シミは次第に改善すると言われていますが、産後もシミに悩むママが多いの現実です。
妊娠中~産後のシミ・そばかすは、ホルモンバランスの影響を強く受けているため、ビタミン剤の内側からのケアが効果的です。
チョコラBBルーセントCや、トランシーノホワイトCクリアは、Lシステイン配合のビタミンCをメインに、肌の生まれ変わりを助けるビタミンがバランスよく配合されています。
これらのビタミン剤には、妊娠・授乳期のビタミンC補給も効果・効能の1つとして明記されているため、安心して服用できます。
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かゆい湿疹にはかゆみ止めローションで保湿
妊娠中から、いわゆる「妊婦湿疹」が続いているママもいれば、産後になって痒い湿疹に悩まされるママも多数います。
かゆみを伴う湿疹は、育児のイライラとかゆみのイライラが相まって、非常につらいものです。
痒みを我慢できずにかいてしまったり、寝ている間にかいてしまったりすることで、かき傷をつくってしまい、悪化しやすい傾向にあります。
まずは、かゆみを抑えることが大切です。
かゆみ止め成分が含まれたさらりとしたローションを、優しくそっと塗るのがポイントです。
クリームなど固めのテクスチャのものは、塗り広げる時に力が入って、その刺激が再びかゆみを誘発してしまいます。
また、湿疹は別の原因が隠れている場合もあるので、症状によっては早めに皮膚科を受診しましょう。
じんましんは冷やしタオルでかゆみを抑える
じんましんも、産後の肌トラブルとして発生頻度が高い症状です。
産後のじんましんは、ホルモンバランスの乱れに加え、慢性的な疲れも原因となっているため、何日もダラダラと続く傾向にあります。
自宅で簡単にできる応急処置としては、冷やしたタオルをあててかゆみを抑えることです。
じんましんは、赤く盛り上がって熱を持つので、冷やしたタオルをあてると症状が和らぎます。
じんましんの症状を抑える飲み薬は、授乳中は飲めないものもあるため、自己判断での服用は厳禁です。
ひどい症状が続く場合は、産婦人科や内科、皮膚科に相談しましょう。
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まとめ
産後の肌荒れはホルモンバランスの影響を受けていますが、ホルモンバランスが整う時期には個人差があります。
産後のホルモンバランスの影響だから肌荒れしても仕方ない…と諦めてしまうと、ホルモンバランスの乱れを長引かせ、ますます肌荒れが悪化しかねません。
若い頃とは違って、肌荒れ後の色素沈着など、ダメージも残りやすくなっています。
生活習慣を見直してホルモンバランスを整えると共に、スキンケアも見直して、肌荒れの悪化を防ぎましょう。