世界中で金利上昇の兆しが見え隠れする昨今、変動金利で住宅ローンを組んでしまったために焦って固定金利へ借り換えを行う方が多いようです。
そんな中、固定金利への借り換え先として注目されているのが、金利が低く、団信が無料で付いてくるなどのメリットがある「住信SBIネット銀行」の住宅ローンです。
一方で、「住信SBIネット銀行」にもいくつかのデメリットがあります。
そこで、この記事では「住信SBIネット銀行」の固定金利に借り換えようとご検討中の方に、メリットとデメリットを全て解説します。
住宅ローンに詳しくない方でも分かりやすいように解説しますので、ぜひご覧ください。
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住信SBIネット銀行住宅ローンの7つのデメリット
では、先に実際に住信SBIネット銀行の住宅ローンに借り換えたいと思った時に、抑えておくべき注意点をご紹介します。
デメリットを知った上で検討した方がのちのち後悔しませんから、実際の借り換え前に知っておいた方が良いでしょう。
事務手数料が高い
住信SBIネット銀行の住宅ローンへの借り換え時の手数料は、他のネット銀行の手数料よりも高いです。
住信SBIネット銀行の事務手数料は、借り入れ額の2.16%です。
仮に2500万円の借り入れの場合
2500万×2.16=54万円
その他抵当権設定・抹消費用 18万
登記関連費用 3万
収入印紙代 2万
計77万程度
※借入金額によって変動します
他のネット銀行では、事務手数料が半分から1/3のところもありますが、その他費用を入れるとそこまで変わらないでしょう。
また平均的な借り換え手数料が55万から80万程度と言われているので、高すぎるというわけでもありませんし、妥当なラインではないでしょうか。
団信の全額補償になるにはハードルが高い
団体信用生命保険の規約の中に「融資日から3ヶ月を経過した日の翌日以降に就業不能状態にとなり、12ヶ月を経過した日の翌日0時まで就業不能状態が継続した場合、その時点のローン債務残高相当が保険金として支払われる」という規定があります。
すべての債務がなくなるには、12か月以上就業不能状態が続かなければならないということです。
また特定疾病でない場合は、入院により12か月以上の就業不能状態が続かなければならないため、ハードルが高めです。
もちろんけがや病気で就業不能状態になってしまった場合、その間の返済額は保険金として支払われますが、12か月を待たずに復帰した場合、その時点でローンの支払いは再開します。
けがや病気を繰り返してしまった場合、11回~12回が限度となり、その後はけがや病気になってしまったとしても保険金は支払われません。
もちろん健康でローンを払い続けられることが望ましいのですが、そうでなくなってしまった場合のこともきちんと考慮して検討するべきですね。
かといってハードルが高すぎるのかというと、そうでもありません。
他の銀行の団信も多少違いはありますが似たり寄ったりという感じなので、色々と比較して検討してみてくださいね。
本審査が遅い・期間が長い
申し込みから融資までの期間が長いです。
申し込み後仮審査に数日から一週間かかります。
その後本審査へ移りますが、現在本審査が2~3週間程度かかっているようです。
そのため、書類の用意から仮審査、本審査を経て契約手続きを行い、最終的な融資に至るまでには2ヶ月程度かかると考えていた方がよいでしょう。
地銀の住宅ローンに関してはもう少し短い期間で出来るところもありますが、ネット銀行はどこも時間をかけて審査しているようです。
また今はネット銀行の住宅ローンの人気が高くなっていますから、審査待ちの方は多いです。
希望の融資日などがある場合は、早め早めの行動を心がけましょう。
ネット銀行のため、対面で相談が難しい
住信SBIネット銀行はネット専用住宅ローンの場合、すべてを書面のやり取りなどで終わらせてしまいます。
もちろんコールセンターで話を聞くことは出来ますが、対面して話をすることはありません。
もし対面で話をしたい場合は、住信SBIネット銀行の「MR。住宅ローンREAL」というお店で相談できる住宅ローンがあります。
相談も無料ですし、特に金利の上乗せなどもありません。
全国に対応店舗がありますので、住宅ローンの内容に不安な場合は、相談してみてはいかがでしょうか。
のちのちの後悔につながりますので、不安や疑問はきちんと解決しておきましょう。
固定金利の期間変更後は金利が高くなる
20年期間設定の固定金利は、期間が終われば変動金利制になります。
終わった時点で金利が高ければ、さらに高い支払いをしなければならなくなります。
20年の期間設定にした場合、なるべく20年で返済できるように計画を立てるのが理想です。
余裕があれば貯蓄をし、可能ならば繰り上げ返済などでなるべく返済期間を短くしましょう。
住宅ローンの残り期限も引継ぎになる
住宅ローンの借り換えの場合、借り入れ条件の欄に「借入期間は35年から借換対象となる住宅ローンの借入日からの経過期間を差し引いた期間を上限とします。」という説明があります。
簡単にいうと、
35年-現在のローンの支払い期間=借り換え後の残期間
となります。
現在の住宅ローンの借り入れ残期間が30年であれば、借り換え後の住宅ローンも30年で組むことになります。
35年ローンを組んでいる場合、借り換えで再度35年ローンで組みなおすことはできないということです。
住宅ローンの最長期間が35年ですから、当然といえば当然ですが通算の住宅ローン借入期間を35年以上にはできません。
連帯債務型の申し込みには注意が必要
住信SBIネット銀行には、連帯債務者というものはありません。
配偶者や同居親族の収入と合算して住宅ローンを組みたい場合は、収入合算とペアローンがあります。
収入合算とは
住宅ローンの契約は一つで、収入合算者の収入の50%を限度に合算することが出来る。
団信の適用も契約者のみで、契約者に何かあった場合は支払い義務はなくなる。
ペアローンとは
住宅ローンの契約も団信もそれぞれの加入になり、お互いが相手の連帯保証人になる。
団信の適用はそれぞれになるため、どちらか片方に何かあっても対象者の契約分しか支払い義務はなくならない。
それぞれメリットとデメリットがありますので、お互いの収入の状態や今後の安定性などを考慮し、検討してみてください。
住信SBIネット銀行住宅ローンの6つのメリット
住信SBIネット銀行の住宅ローンにはたくさんのメリットがあります。
なぜ住信SBIネット銀行の住宅ローンが選ばれるのか、その理由を解説します。
20年固定の金利がかなり安い
10年固定金利の低金利が一般的ですが、住信SBIネット銀行は20年という長期の期間設定にも関わらず低金利を実現しています。
しかし毎月金利は変動しますし、適用金利は申し込み時ではなく借入実行日の金利が適用になります。
今現在はまだ金利が安定していますが、今後上がってきた場合思っていた金利よりも適用金利が高くなってしまうことは十分あり得ます。
借り換えを考えている場合は、なるべく早めに行動した方がよいでしょう。
手厚い団体信用生命保険が無料でついてくる
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、団体信用生命保険の保険料が無料です。
ほかの銀行ではオプションでつけなければならないような全疾病保障も無料でついてきます。
また女性の加入者ががんと診断された場合、30万円の保険金が支払われます。
細かい規約はつきますし、残高がゼロになるにはハードルが高い部分はありますが、団信としての内容は十分だと思われます。
なにより保険料が無料のため、これだけでも十分借換メリットがあるのではないでしょうか。
保証料が無料
住宅ローンの借り入れ時に専門の保証会社を利用するところがありますが、住信SBIネット銀行では保証会社を利用していないため、保証料などはかかりません。
銀行によっては保証料としてある程度の金額を支払わなければならない場合もあるようです。
住信SBIネット銀行ではそのようなことはないのでご安心ください。
一部繰上返済の手数料無料
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、一部繰り上げ返済の場合、変動金利と固定金利のどちらでも手数料はかかりません。
全額繰り上げ返済では、変動金利は手数料がかかりませんが固定金利のみ32,400円の手数料がかかります。
一部繰り上げ返済の手数料が無料なのは、繰り上げ返済予定の方にはとてもうれしいことだと思います。
多少の余裕があれば、なるべくコツコツと繰り上げ返済を行いましょう。
ひとつ注意しなければならないのは、住宅借入当特別控除を受けている場合、一部繰り上げ返済の期間短縮型により借入残期間が10年未満になった時は、住宅借入特別控除を受けることが出来なくなります。
返済口座への資金移動無料
他行口座から住信SBIネット銀行の口座に毎月自動で指定金額を入金できるサービスがあります。
手数料は無料で、入金金額は1万円以上1千円単位で指定が出来ます。
住宅ローンの新規契約や借り換えで一番ネックになるのが給与口座を変更しなければならないことです。
変更しない場合、自分で口座の資金移動や振込をしなければならないですよね。
小さいお子さんがいる家庭にとってATMが開いている時間に銀行に行くのも難しい場合もあるでしょうし、インターネットバンクを開くのも面倒ですよね。
それが無料、自動で資金移動が出来るのですから、忙しいご家庭にはぴったりのサービスですよね。
手数料や諸費用もローンに組み込める
借り換えの場合の手数料はどうしても高額になってしまいますので、ローンに組み込めるというのはとても嬉しいことです。
まとまったお金を用意できる方は現金で払ってしまっても良いと思いますが、金利が安いのでまとまったお金を出すのが不安な方は、ローンに組み込んでしまって問題無いでしょう。
急な出費のためにある程度手元に残しておきたいと考えるのは普通のことです。
よっぽど金額が増えるのが嫌というわけでなければローンに組み込んでしまって問題無いでしょう。
住信SBIネット銀行住宅ローンへ借り換える場合の必要書類
借り換えの時も住宅ローンを新規で契約した時のように沢山の書類や証明書が必要になります。
銀行によって違いますが、
時間がかかるものもありますから、早め早めの行動を心がけましょう。
自分で用意する書類
- 本人確認書類(住民票、住民票記載事項証明書、在留カード、特別永住者証明)
- 所得証明関係書類(源泉徴収票、確定申告書、決算書、納税証明書 他)
- 物件関係書類(売買契約書、重要事項証明書、工事請負契約書 他)
詳しくはHPを確認して頂き、世帯収入や家の状態によって書類を用意しましょう。
手元になければ、市区町村役場や勤務先、現在借入の金融機関に各種手続きが必要になりますので、焦らないために余裕を持った用意をしてください。
記入し提出しなければならない書類
- ローン借入申込書
- 個人情報の取り扱いに関する同意書県表明及び確約書
- その他必要書類(借り換えの場合は、返済予定明細書他)
こちらは住信SBIネット銀行に借り入れの意思を伝えると自宅に送付されてくる書類です。
必要事項を記入し、同封の返信用封筒にて返送してください。
こちらも時間がかかればかかるほど審査が先延ばしになりますから、金利変動が活発なときは注意が必要です。
まとめ
住信SBIネット銀行の住宅ローンの特徴がわかって頂けたと思います。メリットデメリットをきちんと考慮し、後悔のないように検討して下さい。
住宅ローンは生涯をかけて返済していくの借金ですから、自分に合った銀行とお付き合いして行くことが大切です。
今の住宅ローンに少しでも不安や不満を持っているならば検討が必要です。
銀行によって特色はありますが、住信SBIネット銀行の住宅ローンはバランスのとれた住宅ローンです。
金利が安いだけでなく、保険内容や待遇も申し分ありません。
安心して住宅ローン借り換えのひとつの候補として検討してみてくださいね。
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