- 何故だか最近薬剤師としての仕事に対するモチベーションが上がらない
- 仕事に行くのが憂鬱でどう対処したらいいのかわからない
こんな経験はありませんか?
世間では薬剤師は華やかな仕事でお給料も良いというイメージを抱いている人も多いですが、実際の薬剤師業務は地味で薬剤師の中には付き合いづらい変わり者も多いです。
モチベーションが上がらない状態で仕事を続けていると、致命的なミスを犯してしまったり薬剤師としてステップアップするチャンスを逃してしまうことになってしまいます。
でも、安心してください。
このような悩みを抱えている方はあなただけではありません。もちろん、私も同じでした。
それに、モチベーションが上がらない時には、特効薬となる効果的な対策もありますので、悲観する必要はありません。
そこで、この記事では、私が実際に経験した体験談を踏まえ、薬剤師として働いていく上でモチベーションが下がってしまう原因はどんなところにあり、モチベーションが下がってしまった場合はどんな対策をとればいいのかを、具体例を交えながら解説します。
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薬剤師としてのモチベーションが上がらないのはなぜ?主な原因はこの6つ
薬剤師は大学を卒業し、国家試験を受け、薬剤師資格を取得しなければなることができません。
難しい試験や高い目標を何度もクリアしてきたからこそ、薬剤師として働いていくで目標を見失ってしまったり、苦労して取得した資格なのに本当に今の働き方でいいのだろうか?と疑問を感じてしまうことも多いです。
そんな「意識が高い薬剤師」のモチベーションが下がってしまう主な原因は次の6つです。
上司や会社から評価されない
いくら仕事を頑張っても誰からもその頑張りや成果を評価されなければ、仕事に対するやる気がなくなってしまいますよね。評価がされない状態が続き、その結果、モチベーションが下がってしまうのはよくあることです。
例えば、ウエルシアのような大きなチェーン店の薬局で働いていると、なかなか各店舗のいち薬剤師にまでは目が届かないのが現実で、それぞれの評価は店舗の責任者に任される事が多いです。
しかしその責任者である上司が
- 気に入った社員だけを贔屓して評価する
- 本社からの評価基準を無視して、自分の判断で好き勝手に評価をつける
など正当な評価をしてくれなければ、「薬剤師として仕事を頑張っている意味って何なんだろう」と仕事に対するモチベーションを持続していくことが難しくなります。
どの職種にも言えますが、上司からの評価はモチベーション維持に大きく関わります。
業務がマンネリ化し成長を感じられない
薬剤師として就職する人の多くが、調剤薬局や病院など調剤業務に関わる働き方をしてます。
入社して1年目は覚えることが多く、調剤に関わる機械の使い方や患者との接し方など一つ一つの業務が新鮮で出来ることが増えるたびに成長を感じることが出来ます。
しかし2年3年と同じ薬局で勤務していると
- 日々の業務が単純な調剤作業ばかり
- 扱う薬や病態が同じようなものばかり
とマンネリ感を感じるようになってしまいます。
調剤薬局では様々な病院の処方箋を受け付けていますが、結局は近くにある病院からの処方箋を受け付ける機会が多くなり、調剤業務で触れる薬の種類も限られてきてしまい新しい薬の知識を得る機会も少なくなることでますますマンネリを感じてしまう原因になります。
労働時間に見合った給料がもらえない
勤務年数が長くなるほどやらなければいけない仕事が増え、責任のある仕事を任されるようになってきます。
薬剤師=給料が良いというイメージがあり、実際に初任給が年収500万円からという企業も少なくありません。
しかし最初からもらえる給料は多くても、昇給のスピードが遅かったりある程度の年収で頭打ちになってしまい、労働時間は増えるが給料はそんなに増えないという現象が起こります。
薬剤師は調剤・投薬業務がメインのことが多いですが、投薬した後に薬歴というカルテのようなものを記載する業務があります。
日中の調剤業務が忙しいと薬歴の未記入が多くなってしまい、家に持ち帰ることもできずに結局毎日夜遅くまで残業という薬剤師も少なくはありません。
またチェーン薬局だと配属される店舗により仕事量が全く異なるため、忙しい店舗と暇な店舗で給料が一緒という場合にも不満が生まれてしまいます。
やる気のない薬剤師が職場にいる
仕事に対してやる気のない薬剤師がいることにより、チームワークが乱れモチベーションの低下するケースはとっても多いです。
調剤業務は一歩間違えれば患者さんの健康に関わる被害を生んでしまうこともあり、常に細心の注意を払い行わなければなりません。
そのため薬剤師は副作用や相互作用で患者さんの健康を害さないか、数量や容量は間違っていないかなど細かく確認しながら調剤業務を行っていきます。
そんな中で
- 仕事に対してやる気がない
- 仕事を覚える気がない
- 仕事を選び好きな仕事しかしない
こんな薬剤師がいたらどうでしょうか?自分だけが必死で仕事をしているような気がしてしまい、やる気を失ってしまいますよね。
自分の仕事だけだはなく、他人のフォローまでしながら仕事をしなければいけない状況は、とても苦痛ですよね。
薬局内は狭い空間なので、異動などない限り合わない薬剤師と仕事をしていかないとなるとモチベーションが下がることはもちろん、意志の疎通がうまく出来ないことが原因で重大なミスを引き起こしてしまう可能性もあります。
薬剤師としての職務に将来性を感じない
薬剤師の免許を取得することは非常に大変なことです。
現在は6年という長い期間薬学部で勉強や実習をし、国家試験に合格しなければ薬剤師の免許を取得することはできません。
長い期間勉強をして取得しや薬剤師免許だからこそ、薬剤師としてどんなことを目標にやっていきたいのかを明確にしておかなければ薬剤師としてのモチベーションを持続させることは難しいです。
調剤薬局勤務の薬剤師は一般企業と違い、出世しても薬局長や管理薬剤師止まりでそれ以上の出世がないこともあります。
何を目標としてどんな薬剤師として働いていくのか、目標を見つけれないことで将来への不安も募ってしまいます。
想像していた業務内容と違う
薬剤師という職業に対して華やかなイメージを持つ方も多いですが、実際の調剤業務は地味で薬歴記入などの事務作業をしている時間も多いです。
医師には言えないことでも薬剤師には言いやすいという患者が多いので、クレームや愚痴を聞かされることも度々あります。
患っている病気によってはデリケートなものもあるので、薬の知識を伝えるだけではなく患者の心に寄り添いカウンセラーのような役割を担わなければいけないこともあり、荷が重いと感じてしまうこともあります。
想像していた薬剤師業務と実際の業務内容が違っていることで、「本当にやりたかった仕事はこれなんだろうか」と仕事に対するモチベーションが下がっていってしまいます。
働きながらモチベーションを上げるのに有効な3つの対策
人事のことなど自分の力ではどうにもならないこともありますが、ちょっとだけ自分自身の意識や考え方を変えるだけで、下がったモチベーションを少し上げることが出来ます。
今からでも簡単に取り組める3つの対策を紹介しますので、現状を変えたいと思っているのであればぜひ参考にしてみてください。
目標や仕事に対するやりがいを見つける
自分はどんな薬剤師になりたいのか?何を極めていきたいのか?
一般的なことですが、目標ややりがいを見つけるだけでも、モチベーションアップに繋がっていきます。
薬剤師の中には
- 在宅業務に力を入れて、患者様の自宅に訪問することに尽力している薬剤師
- 漢方の知識を極め、漢方の認定資格を取得して働いている薬剤師
- 人事部に異動して、薬剤師の教育に力を入れている薬剤師
など様々な意識や目標を持って働いている薬剤師がいます。
今働いている環境の中でも、自分が出来ることややってみたいことにはどんどん挑戦し、余裕があれば認定薬剤師の資格を取得してみるのもいいでしょう。
日本医療薬学会のホームページには薬剤師の取得対象となる認定制度の一覧が掲載されていますので、興味のある認定資格がないかチェックしてみてください。
趣味や習い事でプライベートを充実させる
仕事のことを考えるのが憂鬱であれば、趣味や習い事などでプレイベートを充実させるといいリフレッシュになります。
薬剤師は業務上運動不足になりがちですが、立ち仕事も多いので体力は必要です。
- ヨガ
- スポーツジム
- 室内クライミング
など仕事終わりに気軽に立ち寄れる施設もたくさんあります。
プライベートで没頭できる趣味があれば、休日は仕事のことを考えずに趣味を楽しむことで休み明けスッキリとした気分で出勤することが出来ます。
趣味で出会った他業種の人から仕事に関するいい刺激をもらえることもありますので、狭い空間の薬局から飛び出して違う場所での出会いは貴重なものになります。
労働環境を変えてみる
- 何をしてみてもモチベーションが上がらない
- どうしても嫌な上司や同僚がいるが一緒に働かざるをえない
そんな場合は思い切って労働環境を変えてみてはいかがでしょうか?
チェーン店がある場合は他の店舗に異動を願い出てみたり、部署を変えてもらうなど今までと違った労働環境に身を置いてみることで新たな出会いや発見があり、再び薬剤師としてのモチベーションが上がることに繋がるかもしれません。
モチベーション低下は働き方を変えるチャンス!
モチベーションが低下して悩んでいる薬剤師は多いですが、モチベーションが下がっている=働き方や考え方を見つめ直すチャンスです。
モチベーション低下をきっかけにして、まずは自分の働き方を見つめ直してみましょう。
どうしても今の職場でなければ嫌だ、という特別な理由がなければ勤務形態や業務内容の違った職場に飛び込んでいくことで、また薬剤師としての新たな目標が見つかったり家族との時間をより良く過ごせるようになっていきます。
パート勤務で労働時間を短くする
勤務時間が長く残業が多いなど、子どもや家族との時間を充実させたいのに叶わない場合は働き方をパート勤務に変え、勤務時間を短くすることでプライベートの充実につながりストレスから軽減します。
特にお子さんが小さい場合、子供が体調を崩して早退や欠勤、保育園のお迎えの時間があるので忙しくても残業が出来ないなど、職場の期待通りの働き方が出来ずに自己嫌悪に陥ってしまうこともありますよね。
無理をして働き続けていても仕事に身が入らず、モチベーションを保つことも難しいです。
薬剤師はパート勤務でも時給2000円〜という会社も多いため、家庭の都合に合わせてシフトを組んでも他業種のパートタイマーよりもかなり多くの給料を稼ぐことが可能です。
パートになっても有給などの権利はきちんとありますし、企業によってはパートにもしっかりとボーナスが支払われたりと待遇のいい薬局もあります。
業務内容の違う職場に転職する
今働いている環境に何らかの疑問や不満を抱えているのであれば、思い切って業務内容の違う職場に転職をしてみるのもいいでしょう。
例えば
- 病院勤務から調剤薬局勤務へ
- 個人経営薬局からチェーン店へ
- 一般の調剤薬局から漢方専門薬局へ
など違う環境に転職してみるのはいかがでしょうか。
転職未経験ですと転職に対する不安のある方が多いですが、モチベーションが下がり不満を抱えたまま仕事を続けていても、薬剤師としてステップアップすることが出来ません。
現在まだまだ薬剤師の需要は多く、パートでも大歓迎、土日祝日は出勤なしといった好条件の求人も多数募集があります。
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まとめ
モチベーションが下がってしまう原因は人それぞれですが、意外と自分でも原因が分からずに悩んでしまうことも多いです。
女性薬剤師の場合は、激務な状況に身を置いていると「妊娠、出産してからも同じような状況で働けるのだろうか?」という将来への不安を感じてしまいます。
まずは自分自身でモチベーションが下がってしまっている原因を把握し、原因の部分をどう解決していくのかが重要です。
転職というとハードルが高いように感じますが、薬局という狭い世界にいると見えなかったことが転職し新たな職場に行くことで、これまでと違った働き方や薬剤師としての新しい目標が見つかることもあります。
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