- 毎日毎日残業で家族との時間がとれない
- 休日出勤当たり前で疲れが抜けない
残業や休日出勤が当たり前の薬局で働いている薬剤師のあなた、本当に今のままの働き方で大丈夫ですか?
どの職業に就いても残業することはありますが、薬剤師として勤務していると職場の環境や経営者の考え方などによって、必要以上の残業を強いられるケースが出てきます。
私も、「開局時間が終われば処方箋の受付もないしすぐに帰れる!」と思って就職したものの想像以上に調剤業務以外の雑務が多く、人員不足で薬剤師一人に対する負担が大きくなり、帰るに帰れないといった経験は1度や2度ではありません。
そんな「残業が多く劣悪なブラック薬局」で働いている場合、どのようにして現状を変えていけばいいのでしょうか。
この記事では、そんなブラック薬局の実態と、残業から開放される解決策を私の経験を踏まえ、かなり詳しく突っ込んで解説します。
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【劣悪!】残業が多いブラック薬局の実態とは?

残業が多くなってしまう原因は様々ありますが、どんな理由であれ勤務している薬剤師の精神的・肉体的な負担は大きいです。
- 残業ばかりでプライベートな時間が取れない
- 残業が多く同僚もみんな疲れていて職場の空気がギスギスしている
など、不満を抱えているものの日々の業務の忙しさに流されて現状のまま働いている薬剤師も多いです。
実際に残業時間が多いのが当たり前になっているブラックな薬局の実態とはどんなものなのでしょうか?
常に人員不足で忙しすぎる
残業が多い原因の多くが人員不足によるものです。
充分な薬剤師の数が確保されていれば営業時間内に仕事が終わることがほとんどですが、ブラックな薬局では1日の処方箋受付枚数に対して薬剤師の人員数が全くもって不足しているケースが多いです。
人員が不足していると業務が立て込み営業時間後に後片付けを行ったり、薬歴を記載しなければならず必然的に残業することになってしまいます。
また人員が不足していることにより、働いている薬剤師ひとりひとりの身体的・精神的負担が増え疲れが溜まり作業効率が落ちてきます。
作業効率が落ちることにより、ますます業務が円滑に回らなくなり残業が増えてしまう原因となったり、人間関係がうまく行かなくなり職場を離れる人も出てきてしまいます。
人の入れ替わりが激しい
残業が多いブラックな薬局は、その労働環境の過酷さから人員の入れ替わりが激しい傾向にあります。
最初はせっかく就職したし労働環境もそのうち改善されるだろうと頑張って働いていても、
- いくら上司に掛け合っても労働環境が改善されない
- 無理な残業を強いられる
など理不尽な環境に耐えられず、辞めていってしまう薬剤師も多いです。残された薬剤師はより忙しくなるため辞めたくてもなかなか辞めることが出来ず、結局残業が増えていってしまいます。
薬剤師は需要が多く人手不足な業種ですので、より良い労働環境の薬局があれば転職を選ぶことはよくある話です。
人の入れ替わりが激しいと、せっかく時間をかけて業務を教えた薬剤師が辞めてしまい、また新しい薬剤師に1から同じことを教えなければならず、それだけでも働いている薬剤師の負担は大きなものになります。
残業、サービス残業が当たり前
どんな薬局で働いていても、1ヶ月を通して全く残業がない職場は珍しいです。
しかしブラックな薬局では、残業はして当たり前、そしてサービス残業を強いられるケースが多いです。
- 残業はタイムカードを押してからにしろ
- 終業後に患者宅に在宅訪問しなければいけない
など、賃金の発生しない労働は体力的にも精神的にも消耗してしまいますよね。
また残業するのが当たり前になっている環境に置かれていると、自分だけ残業しないなどとは言い出せず、おかしいと思いながらも流されるままに残業することになってしまいます。
休日勤務も当たり前で有給休暇なんてもってのほか
人員が少なく残業の多い職場では、平日だけでは仕事をこなしきれずに休日出勤をしなければならない場面が多くなります。
開局していて患者さんが来る時間帯には出来ない雑務などを休日出勤してこなしたり、平日残業しても終わらない薬歴記入を休日出勤して行います。
薬歴は個人情報なので持ち帰ることも出来ず、勤務時間内に書けければ残業するか休日出勤してこなすしかありません
薬歴をきちんと記入していないと保健所の監査が入った時に注意を受けたり、あまりに雑だと算定している加算の査定対象になってしまいます。
また有給休暇自体は残っているのに、人員がいないため取りたいと言い出せる空気ではなく、結局好きな時に休めないといったこともあります。
有給休暇を取ることは権利なのに、「こんな日に休むなんて」と責められたり嫌な顔をされたら休みづらいですよね。
産休・育休は取れる雰囲気ではない
有給休暇でさえ好きな時に取れないような薬局では、産休・育休なんて取れるような雰囲気ではありません。
働く女性の正当な権利でありながら
- 体調関係なく産まれるギリギリまで働いて欲しい
- いつ戻って来るか分からないから辞めてほしい
など無理な要求をされることも。
実際に産休や育休を取れたとしても、復帰のタイミングで通勤距離が遠い職場に異動を命じられたり、子供の行事で休みを取りたくても取れないことは明白です。
女性薬剤師が長く同じ職場で働いていくには、産休育休がしっかりと取れ休みやすい環境でないとなかなか難しいです。
結婚や出産を考えると、「この職場には長くいられないな」と未来のビジョンが見えず、転職を考える人も多いです。
残業が多いブラック薬局で働いている薬剤師が抱える口に出せない不満

残業が多いブラック薬局で働いている薬剤師は、普段は口に出しませんがやはり置かれている環境に不満を抱えています。
不満を抱えながらも忙しくて家族にその不満を打ち明けている時間がなかったり、周りの薬剤師がみんな残業しているから、と流されるままに残業をしている薬剤師も多いです。
家族との時間やコミュニケーションが取れない
家族を養うため、家族との生活を守るために働いているのに、その大切な家族と過ごす時間が十分に取れなかったら「何のために働いているんだろう」と考えてしまいますよね。
残業が多ければ帰るのが遅くなり子供はもう寝てしまっている、休日出勤を強いられれば平日出来ない家族と過ごす時間を犠牲にしなければいけない、、
仕事とプライベートのバランスがうまく取れないと、仕事のせいで家庭や家族との関係に支障が出ることもあります。
この悩みは家族の生活がかかっているからこそ家族にも打ち明けづらい悩みで、1人で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
子どもや家族と過ごす時間が仕事を頑張る原動力になります。
仕事ばかりで家族との時間をゆっくり取れなくては、仕事に対するモチベーションが下がる原因になってしまいます。
キャリアアップが望めない
残業が多い薬局で勤務していると、日々の業務をこなすことだけでいっぱいいっぱいになってしまい、興味のある分野に対する勉強時間が取れなくなります。
また勤務時間外に開かれる製薬メーカー主催の勉強会などにも、残業が長引いてしまうと参加できなくなってしまいます。
薬剤師としてのキャリアアップは会社内での出世だけではなく、興味がある分野への知識をつけその分野の認定薬剤師としての資格を取得して様々な現場で働くなど、多岐にわたります。
新しい薬もどんどん販売されて行くため、薬剤師にとって勉強する時間は大切なものです。
残業や休日出勤に時間を取られ、勉強する時間がなくなってしまうことで、キャリアアップへの道が閉ざされてしまうこともあります。
拘束時間に見合った給料がもらえていない
拘束時間が長くてもそれに見合った給料がもらえていれば、たくさん稼ぎたい人は不満はないかもしれません。
しかし
- 残業代がほとんど出ない
- 残業なしの8時間労働の人とお給料が変わらない
など労働時間に報酬が伴わないと、疲れやストレスだけが溜まりモチベーションが下がってしまいます。
今は給料が低くても将来上る見込みがあったり、一時的に人員が少なく残業が多いということであれば我慢が出来ます。
しかし慢性的に残業や休日出勤が行われているブラックな薬局では、労働環境が劇的に改善されることはなかなか難しいです。
労働時間が長くなると疲労が溜まり、思考が停止してしまいがちです。しかし残業や休日出勤が当たり前という環境は異常です。
薬剤師としてもっと活躍出来たり報酬をもらえる職場があるのに、過酷な労働環境に身を置き続けていることが正しい選択なのでしょうか?
ブラック薬局で勤務している薬剤師達はどうしてる?現状の解決策

ブラック薬局で勤務している薬剤師は、劣悪な環境におかれながら我慢しながら働き続けているのでしょうか。
残業が多く疲れが溜まっていると、考えることも面倒になりなかなか現状を打破することが難しいこともありますが、ほとんどの薬剤師は大変な労働環境から抜け出すために行動を起こします。
現状を解決する方法はたった一つしかありません。それは転職することです。
会社や上司に掛け合った所で人員不足や忙しさがいきなり変わるわけではありません。
何か行動を起こさなければ!と思ったら、「転職」を考えて動き出さなければなりません。
【方法は一つ!】とにかく残業の少ない薬局に転職する
ブラック薬局から開放される方法はたった一つ、残業や休日出勤が少ない薬局に転職すれば良いのです。
- 今自分が辞めてしまったらこの薬局は仕事が回らなくなるかもしれない
- 残された薬剤師がもっと大変になってしまうかもしれない
そう考えると辞めるに辞められないと思う人もいるかもしれません。
しかし薬剤師には代わりがいますし、1番大切なのはあなた自身の健康や家族と過ごす時間なのです。
いつか労働環境が改善されるだろうと思っていても、そう簡単に現状を変えることは出来ません。
残業が多くプライベートな時間も仕事に侵食されてしまうような働き方は、決していい働き方とは言えませんよね。
どんな薬局に転職しても、残業・休日出勤はつきものなんでしょ?
そんなことはありません。人員がしっかりと確保されている薬局や、福利厚生がしっかりとしている企業なら多少の残業はあっても、定時で帰れる日のほうが多い職場も存在します。
では具体的にどんな薬局を選んで転職すればいいのでしょうか?
比較的人員が豊富で残業が少ないチェーン薬局に転職する
チェーン薬局は薬剤師が豊富に存在している事が多く、もし急な不幸や子どもの体調不良などで欠員が出たとしても、他店舗から薬剤師を派遣して人員を確保するなど融通が利きやすいです。
大規模なチェーン薬局になるほど、本社の方で労働時間等をしっかりと管理しているので無駄な残業や無理な残業はしないでください、と会社の方から残業をしないように指示されることもあります。
店舗の中には処方箋枚数が多く忙しい店舗もありますが、そういった店舗には充分に薬剤師が配置されますので、日々の業務は忙しくても毎日残業になることは少ないです。
有給も取りやすく、急な不幸や子どもの体調不良で休む際にも安心して休みを取ることが出来ます。
門前薬局は処方箋枚数が多いので避けたほうが無難
転職先を選ぶ際に避けたいのが門前薬局です。
門前薬局とは総合病院や個人病院の前で営業している薬局のことです。病院の規模にもよりますが、立地がよく患者が立ち寄りやすいことから1日に受け付ける処方箋の枚数は多くなります。
処方箋の枚数が多くなればなるほど業務は忙しく、薬歴記入など事務処理にかかる時間も長くなってしまいます。
人員がしっかりと確保されていても、場合によっては毎日残業ということもあり得ますので、転職先を考えるときには門前薬局は避けたほうが無難と言えます。
【重要】ブラック薬局からブラック薬局への転職を避けるために実践すべきこと

ブラック薬局から脱出する唯一の方法は転職ですと言いましたが、いざ転職してみたらまたブラックな薬局だった…。なんてことにならないか不安ですよね。
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まとめ
残業や休日出勤ばかりでは、薬剤師としての仕事のやりがいや面白さを忘れてしまいます。
家族のためにと思い働いていても、残業ばかりで家族との時間が全く取れなかったら虚しくなってしまい、働く気力を失い何のために働いているのか分からなくなってしまいますよね。
転職=逃げではありません。薬剤師が転職することは珍しいことではなく、需要がある職種ですので条件の良い求人もまだまだたくさんあります。
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